Nihon koten bungaku zenshū, 第 30 巻Shōgakkan, 1975 |
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... うちかぶとふたかたなとんでかかり、高橋が内甲を二刀さす。さる程に、入善が郎等三騎おくればせに来っておちあうたり。高橋心はたけく思へどにて遂にうたれにけり。も、運やつきにけん、敵はあまたあり、いた手は負うつ、そこ又平家のかたより武蔵三郎 ...
... うちかぶとふたかたなとんでかかり、高橋が内甲を二刀さす。さる程に、入善が郎等三騎おくればせに来っておちあうたり。高橋心はたけく思へどにて遂にうたれにけり。も、運やつきにけん、敵はあまたあり、いた手は負うつ、そこ又平家のかたより武蔵三郎 ...
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... うちより熊手をもって、判官の甲の鍛にからりと二三度までうちかけけるを、みかたの兵共、太刀長刀でうちのけうちのけしける程に、いかがしたりけむ、判官弓をかけおとされぬ。つぶして腕をもってかき寄せて、つはものどもとらうどし給へば、兵共 ...
... うちより熊手をもって、判官の甲の鍛にからりと二三度までうちかけけるを、みかたの兵共、太刀長刀でうちのけうちのけしける程に、いかがしたりけむ、判官弓をかけおとされぬ。つぶして腕をもってかき寄せて、つはものどもとらうどし給へば、兵共 ...
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... うちじにけり。城のうちの兵ども、打物ぬいて走り出でて、或は討死いがたいふあるいする者もあり、或はいたで負うて自害する者もあり。伊賀大夫ともただしやうねん知忠は生年十六歳になられけるが、いた手負うて自害し給ひたひざるを、めのとの紀伊次郎 ...
... うちじにけり。城のうちの兵ども、打物ぬいて走り出でて、或は討死いがたいふあるいする者もあり、或はいたで負うて自害する者もあり。伊賀大夫ともただしやうねん知忠は生年十六歳になられけるが、いた手負うて自害し給ひたひざるを、めのとの紀伊次郎 ...
多く使われている語句
あっ あら あり いくさ いち うた うち おなじ おん かけ かな くに くわ ぐわん けり けれども けん こそ させ給 さん しか じゃう しゅ せん だい ただ たりける たる たれ ちゅう といふ とし ども なか なごん なし など なら なり なる なれ のか ばかり はず はら ひき ひける ひし ぶら べき べし まし まで やう よし より らむ られける られたり らん 伊勢三郎 院宣 延慶 鎌倉殿 義経 義仲 見え 源氏 公卿 三種の神器 参ら 四郎 思ひ 次郎 女房 将軍 信濃国 申しける 申しけれ 申す 人々 摂津国 旋法 蔵人 大臣殿 大納言 中納言 直垂 八島 判官 武蔵国 文覚 兵衛 平家 平家物語 奉っ 奉る 法皇 木曾 頼朝