Nihon koten bungaku zenshū, 第 30 巻Shōgakkan, 1975 |
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... かなほうがん我等は無案内なり、とりこめられては叶ふまじ。此山は四方巌からめて石であれば、搦手へはよもまはらじ。しばしお馬 達者かなとぞ見えたりける。ひたたれ 木曾義仲の言われたことは、「大軍であるので、きっと低浪山を広い所に出て、遭遇戦を ...
... かなほうがん我等は無案内なり、とりこめられては叶ふまじ。此山は四方巌からめて石であれば、搦手へはよもまはらじ。しばしお馬 達者かなとぞ見えたりける。ひたたれ 木曾義仲の言われたことは、「大軍であるので、きっと低浪山を広い所に出て、遭遇戦を ...
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... かなうまいと思ったのか、家子・郎等に防ぎ矢を射させて、自身は逃げて都に上る。能登殿は防ぎ矢を射た兵士ども二百余人の首を斬ってさらし首にして、福原に暮られた。また伊予国住人河野四郎通信、豊後国住人臼杵二郎惟隆、緒方三郎維義は、心を一つにし ...
... かなうまいと思ったのか、家子・郎等に防ぎ矢を射させて、自身は逃げて都に上る。能登殿は防ぎ矢を射た兵士ども二百余人の首を斬ってさらし首にして、福原に暮られた。また伊予国住人河野四郎通信、豊後国住人臼杵二郎惟隆、緒方三郎維義は、心を一つにし ...
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... かな さかもぎししばし愛せよ」とて、うたんといふ. も、家人の高名をもって名誉す。われらはみづから手をおろさひとずはかなひがたしかたきをまへにおきながら、矢。一つだにもじゃうさかもぎ生田森の逆茂木をのぼりこえ、城のうちへぞ入ったりける。星 ...
... かな さかもぎししばし愛せよ」とて、うたんといふ. も、家人の高名をもって名誉す。われらはみづから手をおろさひとずはかなひがたしかたきをまへにおきながら、矢。一つだにもじゃうさかもぎ生田森の逆茂木をのぼりこえ、城のうちへぞ入ったりける。星 ...
多く使われている語句
あっ あら あり いくさ いち うた うち おなじ おん かけ かな くに くわ ぐわん けり けれども けん こそ させ給 さん しか じゃう しゅ せん だい ただ たりける たる たれ ちゅう といふ とし ども なか なごん なし など なら なり なる なれ のか ばかり はず はら ひき ひける ひし ぶら べき べし まし まで やう よし より らむ られける られたり らん 伊勢三郎 院宣 延慶 鎌倉殿 義経 義仲 見え 源氏 公卿 三種の神器 参ら 四郎 思ひ 次郎 女房 将軍 信濃国 申しける 申しけれ 申す 人々 摂津国 旋法 蔵人 大臣殿 大納言 中納言 直垂 八島 判官 武蔵国 文覚 兵衛 平家 平家物語 奉っ 奉る 法皇 木曾 頼朝