Nihon koten bungaku zenshū, 第 30 巻Shōgakkan, 1975 |
この書籍内から
検索結果1-3 / 84
ページ
... かりすなどりうてこそよう候へ。狩、漁などのやうに、足だちのよからう左へはむかはん、あしからう方へはむかはじなど候はんには、いくいくさに勝つ事よも候はじ。幾たびでも候へ、こはからう方へひよどりごえ山の手をぞかため給ふ。山の手と申すは鵯越の ...
... かりすなどりうてこそよう候へ。狩、漁などのやうに、足だちのよからう左へはむかはん、あしからう方へはむかはじなど候はんには、いくいくさに勝つ事よも候はじ。幾たびでも候へ、こはからう方へひよどりごえ山の手をぞかため給ふ。山の手と申すは鵯越の ...
ページ
... 雁がねの、越路をさして鳴きゆくも、ふまうじゃのこせるくまもなし。「さればこは何事ぞ。猶妄執のつきぬに しんちゅういや ... かりこしぢそぶるさとへことづけせまほしく、蘇武が胡国のうらみまで、思ひおぼしめこそ」と思食しかへして、西にむかひ手を ...
... 雁がねの、越路をさして鳴きゆくも、ふまうじゃのこせるくまもなし。「さればこは何事ぞ。猶妄執のつきぬに しんちゅういや ... かりこしぢそぶるさとへことづけせまほしく、蘇武が胡国のうらみまで、思ひおぼしめこそ」と思食しかへして、西にむかひ手を ...
ページ
... 狩に下り給ひし間、”剰、かりばへ文覚も狩場の供して、やうに申してこひ請けたり。いかおんやくそくおんれ候ひし御約束の日かずも過ぎ候ひぬ。鎌倉殿の御ゆるされなきょと存じて、具し奉って下る程に、かしこうぞ。爰にてあやなお、『だめだ』といって ...
... 狩に下り給ひし間、”剰、かりばへ文覚も狩場の供して、やうに申してこひ請けたり。いかおんやくそくおんれ候ひし御約束の日かずも過ぎ候ひぬ。鎌倉殿の御ゆるされなきょと存じて、具し奉って下る程に、かしこうぞ。爰にてあやなお、『だめだ』といって ...
多く使われている語句
あっ あら あり いくさ いち うた うち おなじ おん かけ かな くに くわ ぐわん けり けれども けん こそ させ給 さん しか じゃう しゅ せん だい ただ たりける たる たれ ちゅう といふ とし ども なか なごん なし など なら なり なる なれ のか ばかり はず はら ひき ひける ひし ぶら べき べし まし まで やう よし より らむ られける られたり らん 伊勢三郎 院宣 延慶 鎌倉殿 義経 義仲 見え 源氏 公卿 三種の神器 参ら 四郎 思ひ 次郎 女房 将軍 信濃国 申しける 申しけれ 申す 人々 摂津国 旋法 蔵人 大臣殿 大納言 中納言 直垂 八島 判官 武蔵国 文覚 兵衛 平家 平家物語 奉っ 奉る 法皇 木曾 頼朝