Nihon koten bungaku zenshū, 第 30 巻Shōgakkan, 1975 |
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... しけるが、大舟二艘に兵粮米、物具つうで、都の方へのこぶねぼる程に、能登殿福原にてこれを聞き、小船十艘ばかりおしにしのみやおきかべておはれけり。安摩の六郎、西宮の奥にて、かへしあはせたてまふせぎたたかふ。手いたうせめられ奉って、かなはじと ...
... しけるが、大舟二艘に兵粮米、物具つうで、都の方へのこぶねぼる程に、能登殿福原にてこれを聞き、小船十艘ばかりおしにしのみやおきかべておはれけり。安摩の六郎、西宮の奥にて、かへしあはせたてまふせぎたたかふ。手いたうせめられ奉って、かなはじと ...
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... しけるが、「あれは内侍所のわたらせ給ふぞ。凡夫はつはものそののち見奉らぬ事ぞ」と宣へば、兵共みなのきにけり。其後判官、さる程に平中納言教盛、修理大夫経盛兄弟、鎧のうへに碇をじゃうすけもりおなじきせうしやりありもりさまのかみゆきもりぽん ...
... しけるが、「あれは内侍所のわたらせ給ふぞ。凡夫はつはものそののち見奉らぬ事ぞ」と宣へば、兵共みなのきにけり。其後判官、さる程に平中納言教盛、修理大夫経盛兄弟、鎧のうへに碇をじゃうすけもりおなじきせうしやりありもりさまのかみゆきもりぽん ...
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... しける。武士これをうけとって、木津河のはたにてきらんとするに、数千人の大衆見る人いくらといふかずを知らず。さぶらひむくうまのじようとも三位中将のとしごろ召しつかはれける侍に、木工右馬允知とき時といふ者あり。八条女院に候ひけるが、最後を見 ...
... しける。武士これをうけとって、木津河のはたにてきらんとするに、数千人の大衆見る人いくらといふかずを知らず。さぶらひむくうまのじようとも三位中将のとしごろ召しつかはれける侍に、木工右馬允知とき時といふ者あり。八条女院に候ひけるが、最後を見 ...