Nihon koten bungaku zenshū, 第 30 巻Shōgakkan, 1975 |
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... でも結ばれよなどとお聞きするのは恨めしい。前世からの宿縁があったので、あなたは憐れみをおかけになるにしても、他には誰でも情けをかけてくれるはずもありません。どこまでもあなたのお供をし、同じ野原で命を捨て、同じ水底に沈もうと約束しましたの ...
... でも結ばれよなどとお聞きするのは恨めしい。前世からの宿縁があったので、あなたは憐れみをおかけになるにしても、他には誰でも情けをかけてくれるはずもありません。どこまでもあなたのお供をし、同じ野原で命を捨て、同じ水底に沈もうと約束しましたの ...
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... でも思うよなりません。今日明日ともわからぬ成り行きですから、どんな修行を罪業の一つでも助かろうとも思われが残念です。よくよく一生の行いをますと、罪業は須弥山よりも高く、はほんの少しもたまっていません。してむなしく命が終わりましたなら、後 ...
... でも思うよなりません。今日明日ともわからぬ成り行きですから、どんな修行を罪業の一つでも助かろうとも思われが残念です。よくよく一生の行いをますと、罪業は須弥山よりも高く、はほんの少しもたまっていません。してむなしく命が終わりましたなら、後 ...
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... でも申して、すすめ参ら”させ給へ」と申しけしゃくちょういなさければ、千手酌をさしおいて、「羅綺の重衣たる、情ない事を機婦ねたに妬む」といふ朗詠を一両返したりければ、三位中将宣ひけるうえいいちりやうへんいちにちは、「此朗詠をせん人をば ...
... でも申して、すすめ参ら”させ給へ」と申しけしゃくちょういなさければ、千手酌をさしおいて、「羅綺の重衣たる、情ない事を機婦ねたに妬む」といふ朗詠を一両返したりければ、三位中将宣ひけるうえいいちりやうへんいちにちは、「此朗詠をせん人をば ...
多く使われている語句
あっ あら あり いくさ いち うた うち おなじ おん かけ かな くに くわ ぐわん けり けれども けん こそ させ給 さん しか じゃう しゅ せん だい ただ たりける たる たれ ちゅう といふ とし ども なか なごん なし など なら なり なる なれ のか ばかり はず はら ひき ひける ひし ぶら べき べし まし まで やう よし より らむ られける られたり らん 伊勢三郎 院宣 延慶 鎌倉殿 義経 義仲 見え 源氏 公卿 三種の神器 参ら 四郎 思ひ 次郎 女房 将軍 信濃国 申しける 申しけれ 申す 人々 摂津国 旋法 蔵人 大臣殿 大納言 中納言 直垂 八島 判官 武蔵国 文覚 兵衛 平家 平家物語 奉っ 奉る 法皇 木曾 頼朝