Nihon koten bungaku zenshū, 第 30 巻Shōgakkan, 1975 |
この書籍内から
検索結果1-3 / 88
ページ
... といふ事をきこしめされてやありけん、按察大納言資賢卿くらまときばかりおともの子息、右馬頭資時計御供にて、ひそかに御所を出でさせ給さぶらひきちないざひ、鞍馬へ御幸なる。人是を知らざりけり。平家の侍橘内左衛もんのじようすやすをのこ時季康といふ ...
... といふ事をきこしめされてやありけん、按察大納言資賢卿くらまときばかりおともの子息、右馬頭資時計御供にて、ひそかに御所を出でさせ給さぶらひきちないざひ、鞍馬へ御幸なる。人是を知らざりけり。平家の侍橘内左衛もんのじようすやすをのこ時季康といふ ...
ページ
... といふ聞ゆる名馬にぞ乗ったりける。| 11 ひとふしなめ小二郎はおもだかを一しほすったる直垂に、節目の鎧着て、せいろうしらつきげ一六西楼といふ白月毛なる馬に乗ったりけり。旗さしはきちんの直 1 <こざくら 011 たる一の谷の浪うちぎはへぞ出でたり ...
... といふ聞ゆる名馬にぞ乗ったりける。| 11 ひとふしなめ小二郎はおもだかを一しほすったる直垂に、節目の鎧着て、せいろうしらつきげ一六西楼といふ白月毛なる馬に乗ったりけり。旗さしはきちんの直 1 <こざくら 011 たる一の谷の浪うちぎはへぞ出でたり ...
ページ
... といふ、妹は、「姉に問へ」といふ。俄に落ちぬる事なれば、誰にもよも知らせじなれども、具して京へぞのぼりける。かたただいちにんさぶらひ蔵人は熊野の方へ落ちけるが、只一人ついたりける侍、足をいづみのくにやぎのがうとうりう R やみければ、和泉 ...
... といふ、妹は、「姉に問へ」といふ。俄に落ちぬる事なれば、誰にもよも知らせじなれども、具して京へぞのぼりける。かたただいちにんさぶらひ蔵人は熊野の方へ落ちけるが、只一人ついたりける侍、足をいづみのくにやぎのがうとうりう R やみければ、和泉 ...
多く使われている語句
あっ あら あり いくさ いち うた うち おなじ おん かけ かな くに くわ ぐわん けり けれども けん こそ させ給 さん しか じゃう しゅ せん だい ただ たりける たる たれ ちゅう といふ とし ども なか なごん なし など なら なり なる なれ のか ばかり はず はら ひき ひける ひし ぶら べき べし まし まで やう よし より らむ られける られたり らん 伊勢三郎 院宣 延慶 鎌倉殿 義経 義仲 見え 源氏 公卿 三種の神器 参ら 四郎 思ひ 次郎 女房 将軍 信濃国 申しける 申しけれ 申す 人々 摂津国 旋法 蔵人 大臣殿 大納言 中納言 直垂 八島 判官 武蔵国 文覚 兵衛 平家 平家物語 奉っ 奉る 法皇 木曾 頼朝