Nihon koten bungaku zenshū, 第 30 巻Shōgakkan, 1975 |
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... ども」「といへども」という語句の続くところから、結びとしての已然形にならなかったものである。いわゆる結びの消去で、平安時代にもこの種のいい方は見られており(ただし「といへども」がつづくために消去した例は知らない。この形の出るのは「といへ ...
... ども」「といへども」という語句の続くところから、結びとしての已然形にならなかったものである。いわゆる結びの消去で、平安時代にもこの種のいい方は見られており(ただし「といへども」がつづくために消去した例は知らない。この形の出るのは「といへ ...
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... どもが太刀や長刀で払いのけ払いのけしていた間に、どうしたのだろうか、判官は弓を熊手でひっかけられ落とされてしまった。うつむきになって鞭でもってかき寄せて、取ろう取ろうとなさると、軍兵どもが、「ただお捨てなさい」と申したが、とうとう取って ...
... どもが太刀や長刀で払いのけ払いのけしていた間に、どうしたのだろうか、判官は弓を熊手でひっかけられ落とされてしまった。うつむきになって鞭でもってかき寄せて、取ろう取ろうとなさると、軍兵どもが、「ただお捨てなさい」と申したが、とうとう取って ...
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... どもは、もはや平家の船先帝身投せんていみなげそのうちに、四国・九州の軍兵どもが、みな平家を背いて源氏についた。今まで従属していた者どもも、君に向かって弓をひき、主に対して太刀を抜き刃向かう。あちらの岸に寄りつこうとすると、波が高くてでき ...
... どもは、もはや平家の船先帝身投せんていみなげそのうちに、四国・九州の軍兵どもが、みな平家を背いて源氏についた。今まで従属していた者どもも、君に向かって弓をひき、主に対して太刀を抜き刃向かう。あちらの岸に寄りつこうとすると、波が高くてでき ...