Nihon koten bungaku zenshū, 第 30 巻Shōgakkan, 1975 |
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... なれば子はあって、親をたすけかたきんと敵にくむを見ながら、いかなる親なれば、子のうたるるをたすけずして、かやうにのがれ参って候らんと、人のうへで候はばいかばかりもどかしう存じ候べきに、我身の上になりぬれば、よう命は惜しい物で候ひけりと ...
... なれば子はあって、親をたすけかたきんと敵にくむを見ながら、いかなる親なれば、子のうたるるをたすけずして、かやうにのがれ参って候らんと、人のうへで候はばいかばかりもどかしう存じ候べきに、我身の上になりぬれば、よう命は惜しい物で候ひけりと ...
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... なれば、海路遙かに霞みわたり、哀れをおほかいはんけふきに、況や今日をかぎりの事なれば、さこそは心ぼそかりけめ。おきつりぶねなみひとつらぬを見給ふにも、我身のうへとやおぼしけむ。おのが一行ひきかりこしぢそぶるさとへことづけせまほしく、蘇武 ...
... なれば、海路遙かに霞みわたり、哀れをおほかいはんけふきに、況や今日をかぎりの事なれば、さこそは心ぼそかりけめ。おきつりぶねなみひとつらぬを見給ふにも、我身のうへとやおぼしけむ。おのが一行ひきかりこしぢそぶるさとへことづけせまほしく、蘇武 ...
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... なれば、遂に御様をかへさせ給ふ。浮世を厭ひ、まことの道にいらせ給へども、御歎はさらにつきせず。人々いまはかまでも、忘れがたくおぼしめすに、露の御命、なにしに今まで海に沈みし有様、先帝、二位殿の御面影、いかならん世ながらへて、かかるうき目 ...
... なれば、遂に御様をかへさせ給ふ。浮世を厭ひ、まことの道にいらせ給へども、御歎はさらにつきせず。人々いまはかまでも、忘れがたくおぼしめすに、露の御命、なにしに今まで海に沈みし有様、先帝、二位殿の御面影、いかならん世ながらへて、かかるうき目 ...
多く使われている語句
あっ あら あり いくさ いち うた うち おなじ おん かけ かな くに くわ ぐわん けり けれども けん こそ させ給 さん しか じゃう しゅ せん だい ただ たりける たる たれ ちゅう といふ とし ども なか なごん なし など なら なり なる なれ のか ばかり はず はら ひき ひける ひし ぶら べき べし まし まで やう よし より らむ られける られたり らん 伊勢三郎 院宣 延慶 鎌倉殿 義経 義仲 見え 源氏 公卿 三種の神器 参ら 四郎 思ひ 次郎 女房 将軍 信濃国 申しける 申しけれ 申す 人々 摂津国 旋法 蔵人 大臣殿 大納言 中納言 直垂 八島 判官 武蔵国 文覚 兵衛 平家 平家物語 奉っ 奉る 法皇 木曾 頼朝