Nihon koten bungaku zenshū, 第 30 巻Shōgakkan, 1975 |
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... ばかり法皇もわたらせ給はず。おのが身ばかりニにようゐんにゐどのならば、いかがせん、女院、二位殿に、まのあたりうき目を見せ参らせんも心苦しければ、行幸をもなし参らせ、人々をもひひとき具し奉って、まどもやと思ふぞかし」と仰せられければ、いと ...
... ばかり法皇もわたらせ給はず。おのが身ばかりニにようゐんにゐどのならば、いかがせん、女院、二位殿に、まのあたりうき目を見せ参らせんも心苦しければ、行幸をもなし参らせ、人々をもひひとき具し奉って、まどもやと思ふぞかし」と仰せられければ、いと ...
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1 づ卅騎ばかり、まっさきかけておとされけり。大勢みなつづいごちんあぶみはなよろひかぶとておとす。後陣におとす人々の鎧の端は、先陣の鎧甲にあたるばかりほどなり。小石まじりのすなごなれば、ながれおとしに二町計おとすべしとも見えず。「ここぞ ...
1 づ卅騎ばかり、まっさきかけておとされけり。大勢みなつづいごちんあぶみはなよろひかぶとておとす。後陣におとす人々の鎧の端は、先陣の鎧甲にあたるばかりほどなり。小石まじりのすなごなれば、ながれおとしに二町計おとすべしとも見えず。「ここぞ ...
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... ばかりはあるらむとこそ見えたりけれ。なほたん矢ごろすこしとほかりければ、海へ一段ばかりうちいれたれとりのこくころは二月十八日の西剋ばかりの事なるに、をりふし北風はげなみしくて磯うつ浪もたかかりけり。舟はゆりあげゆりすゑただよへば、扇も串 ...
... ばかりはあるらむとこそ見えたりけれ。なほたん矢ごろすこしとほかりければ、海へ一段ばかりうちいれたれとりのこくころは二月十八日の西剋ばかりの事なるに、をりふし北風はげなみしくて磯うつ浪もたかかりけり。舟はゆりあげゆりすゑただよへば、扇も串 ...
多く使われている語句
あっ あら あり いくさ いち うた うち おなじ おん かけ かな くに くわ ぐわん けり けれども けん こそ させ給 さん しか じゃう しゅ せん だい ただ たりける たる たれ ちゅう といふ とし ども なか なごん なし など なら なり なる なれ のか ばかり はず はら ひき ひける ひし ぶら べき べし まし まで やう よし より らむ られける られたり らん 伊勢三郎 院宣 延慶 鎌倉殿 義経 義仲 見え 源氏 公卿 三種の神器 参ら 四郎 思ひ 次郎 女房 将軍 信濃国 申しける 申しけれ 申す 人々 摂津国 旋法 蔵人 大臣殿 大納言 中納言 直垂 八島 判官 武蔵国 文覚 兵衛 平家 平家物語 奉っ 奉る 法皇 木曾 頼朝