Nihon koten bungaku zenshū, 第 30 巻Shōgakkan, 1975 |
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10 せんおんせんぞうなんかいさいかいつはものどもうんかひだたりければ、山陰山陽、南海、西海の兵共、雲霞のごとくとうせんだろに馳せ参る。東山道は近江、美濃飛騨の兵共は参りたれども、とほたふみ東海道は遠江より東は参らず、西は皆参りたり。北陸 ...
10 せんおんせんぞうなんかいさいかいつはものどもうんかひだたりければ、山陰山陽、南海、西海の兵共、雲霞のごとくとうせんだろに馳せ参る。東山道は近江、美濃飛騨の兵共は参りたれども、とほたふみ東海道は遠江より東は参らず、西は皆参りたり。北陸 ...
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... ひだのさぶらうざゑもんかげつねってぃげり。大臣殿の御めのと子、飛騨三郎左衛門景経、小舟に乗って義盛が舟に乗りうつり、「我君とり奉るは何者ぞ」とて、太刀をぬいてはしりかかる。義盛すでにあぶなう見えけるわらはしゅうを、義盛が童、主をうたせじ ...
... ひだのさぶらうざゑもんかげつねってぃげり。大臣殿の御めのと子、飛騨三郎左衛門景経、小舟に乗って義盛が舟に乗りうつり、「我君とり奉るは何者ぞ」とて、太刀をぬいてはしりかかる。義盛すでにあぶなう見えけるわらはしゅうを、義盛が童、主をうたせじ ...
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... ひだのしらうびやうゑ悪七兵衛、飛騨四郎兵衛はなにとしてかのがれたりけん、そこかいしやうあかじるしをも又落ちにけり。海上には赤旗、赤印、投げすてかなぐりす一九たったがはもみちばてたりければ、龍田河の紅葉葉を嵐の吹きちらしたるがごとし。ある ...
... ひだのしらうびやうゑ悪七兵衛、飛騨四郎兵衛はなにとしてかのがれたりけん、そこかいしやうあかじるしをも又落ちにけり。海上には赤旗、赤印、投げすてかなぐりす一九たったがはもみちばてたりければ、龍田河の紅葉葉を嵐の吹きちらしたるがごとし。ある ...
多く使われている語句
あっ あら あり いくさ いち うた うち おなじ おん かけ かな くに くわ ぐわん けり けれども けん こそ させ給 さん しか じゃう しゅ せん だい ただ たりける たる たれ ちゅう といふ とし ども なか なごん なし など なら なり なる なれ のか ばかり はず はら ひき ひける ひし ぶら べき べし まし まで やう よし より らむ られける られたり らん 伊勢三郎 院宣 延慶 鎌倉殿 義経 義仲 見え 源氏 公卿 三種の神器 参ら 四郎 思ひ 次郎 女房 将軍 信濃国 申しける 申しけれ 申す 人々 摂津国 旋法 蔵人 大臣殿 大納言 中納言 直垂 八島 判官 武蔵国 文覚 兵衛 平家 平家物語 奉っ 奉る 法皇 木曾 頼朝