Nihon koten bungaku zenshū, 第 30 巻Shōgakkan, 1975 |
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... ひとつらぬを見給ふにも、我身のうへとやおぼしけむ。おのが一行ひきこしぢつれて、今はとかへる雁がねの、越路をさして鳴きゆくも、ふそぶるさとへことづけせまほしく、蘇武が胡国のうらみまで、思ひまうじゃのこせるくまもなし。「さればこは何事ぞ。猶 ...
... ひとつらぬを見給ふにも、我身のうへとやおぼしけむ。おのが一行ひきこしぢつれて、今はとかへる雁がねの、越路をさして鳴きゆくも、ふそぶるさとへことづけせまほしく、蘇武が胡国のうらみまで、思ひまうじゃのこせるくまもなし。「さればこは何事ぞ。猶 ...