Nihon koten bungaku zenshū, 第 30 巻Shōgakkan, 1975 |
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... ほどいのちりたる者の、幾程の命を惜しうでただひとりある子を捨てておちけるやらん』といはれむ事こそ恥づかしけれ」。郎等申しけごいっしょるは、「さ候へばこそ、御一所でいかにもならせ給へと申しつるはここ候。かくさせ給へ」といひければ、「さらば ...
... ほどいのちりたる者の、幾程の命を惜しうでただひとりある子を捨てておちけるやらん』といはれむ事こそ恥づかしけれ」。郎等申しけごいっしょるは、「さ候へばこそ、御一所でいかにもならせ給へと申しつるはここ候。かくさせ給へ」といひければ、「さらば ...
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... ほどになるまで討たれ、旗を巻かせて、主人の義仲が気がかりなので、都に急いで引き返す時に、大津の打出の浜で、木曾殿にお会いした。互いに一町ほど離れた所から相手を見てわかり、主従が馬を急がせて寄り合った。木曾殿は今井の手をと一九三かわひら ...
... ほどになるまで討たれ、旗を巻かせて、主人の義仲が気がかりなので、都に急いで引き返す時に、大津の打出の浜で、木曾殿にお会いした。互いに一町ほど離れた所から相手を見てわかり、主従が馬を急がせて寄り合った。木曾殿は今井の手をと一九三かわひら ...
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... 程こそなけれども、普通様の勢兵どかた二〇われほどふねぐともへくこくも五百人をすぐって、舟々の艫舶にたて、肩を一面にならべて、五百の矢を一度にはなつ。源氏は三千余の舟なれば、勢のかところぐずさこそおほかりけめども、処々より射ければ、いづく ...
... 程こそなけれども、普通様の勢兵どかた二〇われほどふねぐともへくこくも五百人をすぐって、舟々の艫舶にたて、肩を一面にならべて、五百の矢を一度にはなつ。源氏は三千余の舟なれば、勢のかところぐずさこそおほかりけめども、処々より射ければ、いづく ...
多く使われている語句
あっ あら あり いくさ いち うた うち おなじ おん かけ かな くに くわ ぐわん けり けれども けん こそ させ給 さん しか じゃう しゅ せん だい ただ たりける たる たれ ちゅう といふ とし ども なか なごん なし など なら なり なる なれ のか ばかり はず はら ひき ひける ひし ぶら べき べし まし まで やう よし より らむ られける られたり らん 伊勢三郎 院宣 延慶 鎌倉殿 義経 義仲 見え 源氏 公卿 三種の神器 参ら 四郎 思ひ 次郎 女房 将軍 信濃国 申しける 申しけれ 申す 人々 摂津国 旋法 蔵人 大臣殿 大納言 中納言 直垂 八島 判官 武蔵国 文覚 兵衛 平家 平家物語 奉っ 奉る 法皇 木曾 頼朝