Nihon koten bungaku zenshū, 第 30 巻Shōgakkan, 1975 |
この書籍内から
検索結果1-3 / 50
ページ
... むかひては、討死仕り候べし。 うをむさしたとへながる五ほいとの. とのひととせ候ひけり」。木曾殿、「それならば今は七十にもあまり、白髪にこそなりぬらんに、びんぴげの黒いはいかに」と宣へば、樋口次郎涙をはらくとながいて、「さ候へばそのやうを ...
... むかひては、討死仕り候べし。 うをむさしたとへながる五ほいとの. とのひととせ候ひけり」。木曾殿、「それならば今は七十にもあまり、白髪にこそなりぬらんに、びんぴげの黒いはいかに」と宣へば、樋口次郎涙をはらくとながいて、「さ候へばそのやうを ...
ページ
... むかはれ候ひなんや」と宣ひつかはされたりいつぱうは教経承ってむかひ候はん。一方ばかりはうちやぶり候べし。御心やすらおぼしめされ候へ」と、たのもしげにぞ申されける。よろこつちゆうのせんじもりとし大臣殿なのめならず悦びて、越中前司盛を先 ...
... むかはれ候ひなんや」と宣ひつかはされたりいつぱうは教経承ってむかひ候はん。一方ばかりはうちやぶり候べし。御心やすらおぼしめされ候へ」と、たのもしげにぞ申されける。よろこつちゆうのせんじもりとし大臣殿なのめならず悦びて、越中前司盛を先 ...
ページ
... むかへさせ給はぬぞ。あまりにこひしく思ひ参らせ候に、とくむかへさせ給へ」と、同じ言葉にぞ書かれたる。此御文共を給はッて、使八島にかへり参る。三位中将、まづをさなき人々の御文かたを御覧じてこそ、いよくせん方なげにはみえられけれ。「抑えどい ...
... むかへさせ給はぬぞ。あまりにこひしく思ひ参らせ候に、とくむかへさせ給へ」と、同じ言葉にぞ書かれたる。此御文共を給はッて、使八島にかへり参る。三位中将、まづをさなき人々の御文かたを御覧じてこそ、いよくせん方なげにはみえられけれ。「抑えどい ...
多く使われている語句
あっ あら あり いくさ いち うた うち おなじ おん かけ かな くに くわ ぐわん けり けれども けん こそ させ給 さん しか じゃう しゅ せん だい ただ たりける たる たれ ちゅう といふ とし ども なか なごん なし など なら なり なる なれ のか ばかり はず はら ひき ひける ひし ぶら べき べし まし まで やう よし より らむ られける られたり らん 伊勢三郎 院宣 延慶 鎌倉殿 義経 義仲 見え 源氏 公卿 三種の神器 参ら 四郎 思ひ 次郎 女房 将軍 信濃国 申しける 申しけれ 申す 人々 摂津国 旋法 蔵人 大臣殿 大納言 中納言 直垂 八島 判官 武蔵国 文覚 兵衛 平家 平家物語 奉っ 奉る 法皇 木曾 頼朝