Nihon koten bungaku zenshū, 第 30 巻Shōgakkan, 1975 |
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... られけり。頻りに辞し申かさねてもののぐいとまされけれども、重而仰せられける間、力およばで、物具して暇ニとの申しに参られたり。「わ殿も九郎がまねし給ふなよ」と仰せらおんことばきやうじゃうれければ、此御詞におそれて、物具ぬぎおきて、京上は ...
... られけり。頻りに辞し申かさねてもののぐいとまされけれども、重而仰せられける間、力およばで、物具して暇ニとの申しに参られたり。「わ殿も九郎がまねし給ふなよ」と仰せらおんことばきやうじゃうれければ、此御詞におそれて、物具ぬぎおきて、京上は ...
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... られけるが、折よしの節西の風はげしくふき、住吉の浦にうちあげられて、吉野の奥ならぼよしのぼしすみよしにぞこもりける。吉野法師にせめられて、奈良へおつ。奈良法師に攻められて、又都へ帰り入り、北国にかかって、終に奥へにょうぼうたちぞ下られ ...
... られけるが、折よしの節西の風はげしくふき、住吉の浦にうちあげられて、吉野の奥ならぼよしのぼしすみよしにぞこもりける。吉野法師にせめられて、奈良へおつ。奈良法師に攻められて、又都へ帰り入り、北国にかかって、終に奥へにょうぼうたちぞ下られ ...
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... られ、帰京された建礼門院は、東山の麓吉田の辺に隠しておられたが大原入建礼門院はさらに人目のない山奥へ籠りたいと思っておられたが、つてがあって、九月の末、大原の寂光院へおはい。り、小さな庵室を結ばれる。晩秋の風景はひとしお心細く、安徳天皇 ...
... られ、帰京された建礼門院は、東山の麓吉田の辺に隠しておられたが大原入建礼門院はさらに人目のない山奥へ籠りたいと思っておられたが、つてがあって、九月の末、大原の寂光院へおはい。り、小さな庵室を結ばれる。晩秋の風景はひとしお心細く、安徳天皇 ...
多く使われている語句
あっ あら あり いくさ いち うた うち おなじ おん かけ かな くに くわ ぐわん けり けれども けん こそ させ給 さん しか じゃう しゅ せん だい ただ たりける たる たれ ちゅう といふ とし ども なか なごん なし など なら なり なる なれ のか ばかり はず はら ひき ひける ひし ぶら べき べし まし まで やう よし より らむ られける られたり らん 伊勢三郎 院宣 延慶 鎌倉殿 義経 義仲 見え 源氏 公卿 三種の神器 参ら 四郎 思ひ 次郎 女房 将軍 信濃国 申しける 申しけれ 申す 人々 摂津国 旋法 蔵人 大臣殿 大納言 中納言 直垂 八島 判官 武蔵国 文覚 兵衛 平家 平家物語 奉っ 奉る 法皇 木曾 頼朝