Nihon koten bungaku zenshū, 第 30 巻Shōgakkan, 1975 |
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... わいて罷りとどまるが、奇怪におぼえ候。大納言殿まではおそれも一ふたうじんねんらいちゅうおん候。侍共に矢一つ射かけ候はん」と申しければ、「年来の重恩を忘れて、今此有様を見はてぬ不当人をば、さなくともありな一五さてこまつどのきんだちん」と宣 ...
... わいて罷りとどまるが、奇怪におぼえ候。大納言殿まではおそれも一ふたうじんねんらいちゅうおん候。侍共に矢一つ射かけ候はん」と申しければ、「年来の重恩を忘れて、今此有様を見はてぬ不当人をば、さなくともありな一五さてこまつどのきんだちん」と宣 ...
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... わいたうごくついしゅつ一味同心して追出すべき」よし、宣ひつかはされたりければ、うごくかたのてかたのさぶらうこれよしげち頼経朝臣、是を当国の住人緒方三郎維義に下知す。かのかたやま彼維義はおそろしき者の末なりけり。たとへば豊後国の片山ざとに ...
... わいたうごくついしゅつ一味同心して追出すべき」よし、宣ひつかはされたりければ、うごくかたのてかたのさぶらうこれよしげち頼経朝臣、是を当国の住人緒方三郎維義に下知す。かのかたやま彼維義はおそろしき者の末なりけり。たとへば豊後国の片山ざとに ...
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... わい」。「ずわえずわい」は木の若い枝から転じて鞭をいう。ひとむちとる。心憂ク思ケル上」とある。日葡辞書は「メザマシ」を恐ろしいの意に延慶本「我主ノ敵ト目サマシク延慶本「二郎丸」と記す。牛飼の名を屋代本「弥二郎丸」、平宗盛。
... わい」。「ずわえずわい」は木の若い枝から転じて鞭をいう。ひとむちとる。心憂ク思ケル上」とある。日葡辞書は「メザマシ」を恐ろしいの意に延慶本「我主ノ敵ト目サマシク延慶本「二郎丸」と記す。牛飼の名を屋代本「弥二郎丸」、平宗盛。
多く使われている語句
あっ あら あり いくさ いち うた うち おなじ おん かけ かな くに くわ ぐわん けり けれども けん こそ させ給 さん しか じゃう しゅ せん だい ただ たりける たる たれ ちゅう といふ とし ども なか なごん なし など なら なり なる なれ のか ばかり はず はら ひき ひける ひし ぶら べき べし まし まで やう よし より らむ られける られたり らん 伊勢三郎 院宣 延慶 鎌倉殿 義経 義仲 見え 源氏 公卿 三種の神器 参ら 四郎 思ひ 次郎 女房 将軍 信濃国 申しける 申しけれ 申す 人々 摂津国 旋法 蔵人 大臣殿 大納言 中納言 直垂 八島 判官 武蔵国 文覚 兵衛 平家 平家物語 奉っ 奉る 法皇 木曾 頼朝