Nihon koten bungaku zenshū, 第 30 巻Shōgakkan, 1975 |
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... われている事が期待されるのであるが、日本古典文学大系『平家物語』の解説で指摘されているように、次のように逆接条件に該当する場で使われた例がある。「よもその者、無台にとらへからめられはせじ。」と宣ひもはてねば、競つっといできたり。(巻四 ...
... われている事が期待されるのであるが、日本古典文学大系『平家物語』の解説で指摘されているように、次のように逆接条件に該当する場で使われた例がある。「よもその者、無台にとらへからめられはせじ。」と宣ひもはてねば、競つっといできたり。(巻四 ...
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... われも沈まん、たすかり給はば、われもたすかちちらむ」と思ひ給ふ。右衛門督も、「父沈み給はば、われも沈まん。たすかり給はば、我もたすからん」と思ひて、たがひに目を見かはしておよぎありき給ふ程に、伊勢三郎義盛、小舟をつとこぎ寄せ、まづ右衛門 ...
... われも沈まん、たすかり給はば、われもたすかちちらむ」と思ひ給ふ。右衛門督も、「父沈み給はば、われも沈まん。たすかり給はば、我もたすからん」と思ひて、たがひに目を見かはしておよぎありき給ふ程に、伊勢三郎義盛、小舟をつとこぎ寄せ、まづ右衛門 ...
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... われたが、そこも過ぎたので、大臣殿は少し希望がてはじめて、「それでは命が助かるのがろうか」と言われたのは、まことにあはかであわれである。右衛門督清宗は、「どうして命を助ける事があろう。こなに暑い時節だから、首が損じないよにとりはからって ...
... われたが、そこも過ぎたので、大臣殿は少し希望がてはじめて、「それでは命が助かるのがろうか」と言われたのは、まことにあはかであわれである。右衛門督清宗は、「どうして命を助ける事があろう。こなに暑い時節だから、首が損じないよにとりはからって ...
多く使われている語句
あっ あら あり いくさ いち うた うち おなじ おん かけ かな くに くわ ぐわん けり けれども けん こそ させ給 さん しか じゃう しゅ せん だい ただ たりける たる たれ ちゅう といふ とし ども なか なごん なし など なら なり なる なれ のか ばかり はず はら ひき ひける ひし ぶら べき べし まし まで やう よし より らむ られける られたり らん 伊勢三郎 院宣 延慶 鎌倉殿 義経 義仲 見え 源氏 公卿 三種の神器 参ら 四郎 思ひ 次郎 女房 将軍 信濃国 申しける 申しけれ 申す 人々 摂津国 旋法 蔵人 大臣殿 大納言 中納言 直垂 八島 判官 武蔵国 文覚 兵衛 平家 平家物語 奉っ 奉る 法皇 木曾 頼朝