Nihon koten bungaku zenshū, 第 30 巻Shōgakkan, 1975 |
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... 僧都全真は、梶井の宮の年来の御同宿なりけれつねば、風のたよりには申されけり。宮よりも又常は御おとづれありけり。「旅の空の有様おぼしめしやるこそ心苦しけれ。都もいまだしづまらず」などあそばいて、おくには一首の歌ぞあ明は五位蔵人に任ぜられて ...
... 僧都全真は、梶井の宮の年来の御同宿なりけれつねば、風のたよりには申されけり。宮よりも又常は御おとづれありけり。「旅の空の有様おぼしめしやるこそ心苦しけれ。都もいまだしづまらず」などあそばいて、おくには一首の歌ぞあ明は五位蔵人に任ぜられて ...
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... 僧都はこの手紙を顔におしあてて、悲しみの涙を止めることができない。人しれず...... (人に知られぬようにあなたのいられる所を思っている私の心を西の方に傾く月につけてそちらに送るのです)つらい思いがする。都もまだ静穏になってはいない」などとお ...
... 僧都はこの手紙を顔におしあてて、悲しみの涙を止めることができない。人しれず...... (人に知られぬようにあなたのいられる所を思っている私の心を西の方に傾く月につけてそちらに送るのです)つらい思いがする。都もまだ静穏になってはいない」などとお ...
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... 僧都全真阿波国、法勝寺執行能ゑんびんごのくにちゅうなごんのりつしちゅうくわいさしのくにあるい円備後国、中納言律師忠快武蔵国とぞきこえし。或は西海のあるいとうくわんせんどこうくわいそのご波の上、或は東関の雲のはて、先途いづくを期せず、後会 ...
... 僧都全真阿波国、法勝寺執行能ゑんびんごのくにちゅうなごんのりつしちゅうくわいさしのくにあるい円備後国、中納言律師忠快武蔵国とぞきこえし。或は西海のあるいとうくわんせんどこうくわいそのご波の上、或は東関の雲のはて、先途いづくを期せず、後会 ...
多く使われている語句
あっ あら あり いくさ いち うた うち おなじ おん かけ かな くに くわ ぐわん けり けれども けん こそ させ給 さん しか じゃう しゅ せん だい ただ たりける たる たれ ちゅう といふ とし ども なか なごん なし など なら なり なる なれ のか ばかり はず はら ひき ひける ひし ぶら べき べし まし まで やう よし より らむ られける られたり らん 伊勢三郎 院宣 延慶 鎌倉殿 義経 義仲 見え 源氏 公卿 三種の神器 参ら 四郎 思ひ 次郎 女房 将軍 信濃国 申しける 申しけれ 申す 人々 摂津国 旋法 蔵人 大臣殿 大納言 中納言 直垂 八島 判官 武蔵国 文覚 兵衛 平家 平家物語 奉っ 奉る 法皇 木曾 頼朝