Nihon koten bungaku zenshū, 第 30 巻Shōgakkan, 1975 |
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... 天皇と申したのである。まして木骨が主として奉じた還俗の宮が即位なさる事はさしつかえあるま「い」と言われた。しょうどくほうきにまず天武天皇がまだ東宮の御時、大友の皇子に遠慮なさって髪を剃り、吉野の奥に忍んでいられたが、最後には大友の皇子を ...
... 天皇と申したのである。まして木骨が主として奉じた還俗の宮が即位なさる事はさしつかえあるま「い」と言われた。しょうどくほうきにまず天武天皇がまだ東宮の御時、大友の皇子に遠慮なさって髪を剃り、吉野の奥に忍んでいられたが、最後には大友の皇子を ...
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... 天皇より景行天皇まで三代は、天照ほんぎやく大神の社壇にあがめおかれたりけるを、景行天皇の御宇四十年おんこやまとたけみことおんこころかうおんちから六月に東夷反逆のあひだ、御子日本武尊、御心も剛に御力もせいせん人にすぐれておはしければ、精撰 ...
... 天皇より景行天皇まで三代は、天照ほんぎやく大神の社壇にあがめおかれたりけるを、景行天皇の御宇四十年おんこやまとたけみことおんこころかうおんちから六月に東夷反逆のあひだ、御子日本武尊、御心も剛に御力もせいせん人にすぐれておはしければ、精撰 ...
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... 天皇の御代の七年に、新羅の僧道行この剣を盗んで自分の国の宝としよ思って、こっそり船に隠して行く波風が非常に激しくて、船がたちま底に沈もうとする。これはとりもなず霊剣のたたりだとして、罪をわび的を果たさず、もとのように剣をご申し上げた ...
... 天皇の御代の七年に、新羅の僧道行この剣を盗んで自分の国の宝としよ思って、こっそり船に隠して行く波風が非常に激しくて、船がたちま底に沈もうとする。これはとりもなず霊剣のたたりだとして、罪をわび的を果たさず、もとのように剣をご申し上げた ...
多く使われている語句
あっ あら あり いくさ いち うた うち おなじ おん かけ かな くに くわ ぐわん けり けれども けん こそ させ給 さん しか じゃう しゅ せん だい ただ たりける たる たれ ちゅう といふ とし ども なか なごん なし など なら なり なる なれ のか ばかり はず はら ひき ひける ひし ぶら べき べし まし まで やう よし より らむ られける られたり らん 伊勢三郎 院宣 延慶 鎌倉殿 義経 義仲 見え 源氏 公卿 三種の神器 参ら 四郎 思ひ 次郎 女房 将軍 信濃国 申しける 申しけれ 申す 人々 摂津国 旋法 蔵人 大臣殿 大納言 中納言 直垂 八島 判官 武蔵国 文覚 兵衛 平家 平家物語 奉っ 奉る 法皇 木曾 頼朝