Nihon koten bungaku zenshū, 第 30 巻Shōgakkan, 1975 |
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... 奉り、火のなか水の底へも共にいり、共に沈み、限ある別 10 かぎ路までもおくれ先だたじとこそ申ししかども、かく心憂き有様にていくさの陣へおもむけば、具足し奉り、ゆくゑも知らぬ旅の空にてうき目を見せ奉らんもうたてかるべし。其上今度は用意も候 ...
... 奉り、火のなか水の底へも共にいり、共に沈み、限ある別 10 かぎ路までもおくれ先だたじとこそ申ししかども、かく心憂き有様にていくさの陣へおもむけば、具足し奉り、ゆくゑも知らぬ旅の空にてうき目を見せ奉らんもうたてかるべし。其上今度は用意も候 ...
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... 奉り、泣くく戒たもつて、主の後ひとこと さま七ものどもへそ投げいける。ともの者共. 今一度、もの一言葉おほせられて聞かせさせ給へ」と、もだえこがれけれくもるさる程に春の夜の月も雲井にかたぶき、かすめる空も明けゆなごりけば、名残はつきせず思へ ...
... 奉り、泣くく戒たもつて、主の後ひとこと さま七ものどもへそ投げいける。ともの者共. 今一度、もの一言葉おほせられて聞かせさせ給へ」と、もだえこがれけれくもるさる程に春の夜の月も雲井にかたぶき、かすめる空も明けゆなごりけば、名残はつきせず思へ ...
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... 奉り、女房二人つきおんひざり。「いかにこれへ」と宣へば、やがて御膝のうへに参り給ふ。わかぎみお大臣殿若公の御ぐしをかきなで、涙をはらくとながいて、守護の武士どもに宣ひけるは、「これは、おの聞き給へ、もなき者にてあるぞとよ。この子が母は ...
... 奉り、女房二人つきおんひざり。「いかにこれへ」と宣へば、やがて御膝のうへに参り給ふ。わかぎみお大臣殿若公の御ぐしをかきなで、涙をはらくとながいて、守護の武士どもに宣ひけるは、「これは、おの聞き給へ、もなき者にてあるぞとよ。この子が母は ...
多く使われている語句
あっ あら あり いくさ いち うた うち おなじ おん かけ かな くに くわ ぐわん けり けれども けん こそ させ給 さん しか じゃう しゅ せん だい ただ たりける たる たれ ちゅう といふ とし ども なか なごん なし など なら なり なる なれ のか ばかり はず はら ひき ひける ひし ぶら べき べし まし まで やう よし より らむ られける られたり らん 伊勢三郎 院宣 延慶 鎌倉殿 義経 義仲 見え 源氏 公卿 三種の神器 参ら 四郎 思ひ 次郎 女房 将軍 信濃国 申しける 申しけれ 申す 人々 摂津国 旋法 蔵人 大臣殿 大納言 中納言 直垂 八島 判官 武蔵国 文覚 兵衛 平家 平家物語 奉っ 奉る 法皇 木曾 頼朝