Nihon koten bungaku zenshū, 第 30 巻Shōgakkan, 1975 |
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... 奉る。をりふし大臣あかざりけれだいじんとくだいじのきだいしやうしつていこうそのころないだいじんたてまば、徳大寺左大将実定公の、其比内大臣でおはしけるをかり奉うどのって、内大臣になし奉る。いつしか人の口なれば、新摂政殿をば、「かるの大臣 ...
... 奉る。をりふし大臣あかざりけれだいじんとくだいじのきだいしやうしつていこうそのころないだいじんたてまば、徳大寺左大将実定公の、其比内大臣でおはしけるをかり奉うどのって、内大臣になし奉る。いつしか人の口なれば、新摂政殿をば、「かるの大臣 ...
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... 奉るに、おりさせ給すだれふべからず」とて、車の簾をうちかづき、手に手をとりくみ、ほかかほにかほをおしあてて、しばしは物も宣はず、只泣くより外はいかにもして御文をも参らせ、御かへり事をも承りたう候ひあけくれしかども、心にまかせぬ旅のならひ ...
... 奉るに、おりさせ給すだれふべからず」とて、車の簾をうちかづき、手に手をとりくみ、ほかかほにかほをおしあてて、しばしは物も宣はず、只泣くより外はいかにもして御文をも参らせ、御かへり事をも承りたう候ひあけくれしかども、心にまかせぬ旅のならひ ...
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... 奉る。女房達、「あなあさまし。あれは女院にてわたらせ給ふくまでぞ」と声々ロ々に申されければ、判官に申して、いそぎ御所おんふねたいなだいなごんすけど呼資醛、ないしどころおんからりとの御舟へわたし奉る。大納言の佐殿は、内侍所の御唐櫃をもッは ...
... 奉る。女房達、「あなあさまし。あれは女院にてわたらせ給ふくまでぞ」と声々ロ々に申されければ、判官に申して、いそぎ御所おんふねたいなだいなごんすけど呼資醛、ないしどころおんからりとの御舟へわたし奉る。大納言の佐殿は、内侍所の御唐櫃をもッは ...
多く使われている語句
あっ あら あり いくさ いち うた うち おなじ おん かけ かな くに くわ ぐわん けり けれども けん こそ させ給 さん しか じゃう しゅ せん だい ただ たりける たる たれ ちゅう といふ とし ども なか なごん なし など なら なり なる なれ のか ばかり はず はら ひき ひける ひし ぶら べき べし まし まで やう よし より らむ られける られたり らん 伊勢三郎 院宣 延慶 鎌倉殿 義経 義仲 見え 源氏 公卿 三種の神器 参ら 四郎 思ひ 次郎 女房 将軍 信濃国 申しける 申しけれ 申す 人々 摂津国 旋法 蔵人 大臣殿 大納言 中納言 直垂 八島 判官 武蔵国 文覚 兵衛 平家 平家物語 奉っ 奉る 法皇 木曾 頼朝