Nihon koten bungaku zenshū, 第 30 巻Shōgakkan, 1975 |
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... 源氏もすすまず、平家もすすまず。たておもて今はやかぶら兵十五騎、楯の面にすすませて、十五騎が上矢の鏑を平家のこと陣へぞ射入れたる。平家又はかり事とも知らず、十五騎を出いさんじつきて十五の鏑を射返す。源氏卅騎を出て射さすれば、平家卅さんじ ...
... 源氏もすすまず、平家もすすまず。たておもて今はやかぶら兵十五騎、楯の面にすすませて、十五騎が上矢の鏑を平家のこと陣へぞ射入れたる。平家又はかり事とも知らず、十五騎を出いさんじつきて十五の鏑を射返す。源氏卅騎を出て射さすれば、平家卅さんじ ...
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... 源氏へ参るべきかと迷って、田辺の熊野別当湛増は、平家へや参るべき、源氏へや参るべきとて、野で御神楽を奏して熊野権現にお祈りなべいまぐまのみかぐらの新熊野にて御神楽奏してしきせいごんげんし上げる。すると、「日耗 つがふその参らんと思ひ ...
... 源氏へ参るべきかと迷って、田辺の熊野別当湛増は、平家へや参るべき、源氏へや参るべきとて、野で御神楽を奏して熊野権現にお祈りなべいまぐまのみかぐらの新熊野にて御神楽奏してしきせいごんげんし上げる。すると、「日耗 つがふその参らんと思ひ ...
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... 源氏も平氏も共にをがむ。されども源氏の方よくにへつきければ、平家興さめてぞ思はれける。又伊予国の住人、一つになりにけり。判官がたくたのもしう力ついてぞ思はれかはのしらうみちのぶひやうせんきた河野四郎通信、百五十艘の兵船に乗りつれてこぎ来 ...
... 源氏も平氏も共にをがむ。されども源氏の方よくにへつきければ、平家興さめてぞ思はれける。又伊予国の住人、一つになりにけり。判官がたくたのもしう力ついてぞ思はれかはのしらうみちのぶひやうせんきた河野四郎通信、百五十艘の兵船に乗りつれてこぎ来 ...
多く使われている語句
あっ あら あり いくさ いち うた うち おなじ おん かけ かな くに くわ ぐわん けり けれども けん こそ させ給 さん しか じゃう しゅ せん だい ただ たりける たる たれ ちゅう といふ とし ども なか なごん なし など なら なり なる なれ のか ばかり はず はら ひき ひける ひし ぶら べき べし まし まで やう よし より らむ られける られたり らん 伊勢三郎 院宣 延慶 鎌倉殿 義経 義仲 見え 源氏 公卿 三種の神器 参ら 四郎 思ひ 次郎 女房 将軍 信濃国 申しける 申しけれ 申す 人々 摂津国 旋法 蔵人 大臣殿 大納言 中納言 直垂 八島 判官 武蔵国 文覚 兵衛 平家 平家物語 奉っ 奉る 法皇 木曾 頼朝