Nihon koten bungaku zenshū, 第 30 巻Shōgakkan, 1975 |
この書籍内から
検索結果1-3 / 3
ページ
... 聞こもおもしろくありません。一つには頼がなんと思うか、頼朝に対しても気かしゅうございますから、一も二もな内侍所を都の内裏へお返し申し上げる。とはできますまい。そのうえ帝王が皇についておられるという御事は、ひとに内侍所がおありになるゆえ ...
... 聞こもおもしろくありません。一つには頼がなんと思うか、頼朝に対しても気かしゅうございますから、一も二もな内侍所を都の内裏へお返し申し上げる。とはできますまい。そのうえ帝王が皇についておられるという御事は、ひとに内侍所がおありになるゆえ ...
ページ
... 聞ここの事を鎌倉の兵衛佐頼朝は人づてに聞かれて、「ああ、隔て心をおかず、お訪ねくださり対面なさったなら、命だけはお助けしただろうに。小松の内大臣の事は、おろそかにお思いしてはいない。池の禅尼の使いとして、頼朝を死罪から流罪におなだめ ...
... 聞ここの事を鎌倉の兵衛佐頼朝は人づてに聞かれて、「ああ、隔て心をおかず、お訪ねくださり対面なさったなら、命だけはお助けしただろうに。小松の内大臣の事は、おろそかにお思いしてはいない。池の禅尼の使いとして、頼朝を死罪から流罪におなだめ ...
ページ
... きこゆる兵者なれども、運やつきにかぶとけん、かつ聞く事にすこしもたがはず」とて、甲をぬぎ、弓らうどうの弦をはづいて ... 聞こた武士だが、運が尽きてしまったのか「すでに耳にしている事に、少しも違ない」といって、甲をぬぎ、弓の弦をずして、郎 ...
... きこゆる兵者なれども、運やつきにかぶとけん、かつ聞く事にすこしもたがはず」とて、甲をぬぎ、弓らうどうの弦をはづいて ... 聞こた武士だが、運が尽きてしまったのか「すでに耳にしている事に、少しも違ない」といって、甲をぬぎ、弓の弦をずして、郎 ...
多く使われている語句
あっ あら あり いくさ いち うた うち おなじ おん かけ かな くに くわ ぐわん けり けれども けん こそ させ給 さん しか じゃう しゅ せん だい ただ たりける たる たれ ちゅう といふ とし ども なか なごん なし など なら なり なる なれ のか ばかり はず はら ひき ひける ひし ぶら べき べし まし まで やう よし より らむ られける られたり らん 伊勢三郎 院宣 延慶 鎌倉殿 義経 義仲 見え 源氏 公卿 三種の神器 参ら 四郎 思ひ 次郎 女房 将軍 信濃国 申しける 申しけれ 申す 人々 摂津国 旋法 蔵人 大臣殿 大納言 中納言 直垂 八島 判官 武蔵国 文覚 兵衛 平家 平家物語 奉っ 奉る 法皇 木曾 頼朝