オノマトペ・マーケティング: もふもふからはじめる市場調査・商品開発・販促支援株式会社 オーム社, 2020/12/25 - 200 ページ ふわふわな感性データをマーケティングに役立てよう! 「もっとさらっとした手触りのものがほしい」 「もふもふでかわいい」 「こってりしたものが食べたい」 「ほわんとした音が心地いい」 日常的な会話のなかで、こういった表現を使用していませんか? この「もふもふ」や「ほわん」が「オノマトペ」です。 商品を使用するユーザーは、友人との会話はもちろん、 現在の市場調査では、統計分析を前提として「硬い-柔らかい」「 馴染みのある調査形式ですが、私たちは「このタオル、 本書では、オノマトペを定量的に分析し、 具体的には、 本書の内容はマーケティングの全工程に関わるので、 ・市場調査や販売戦略などに携わる、企業のマーケター ・商品の開発や改良に携わる、企業の製造担当者 ・商品の企画、広報、販促などに携わる、企業の担当者 消費者の直感的な評価をそのままマーケティングに活かせれば、 このような方におすすめ ◎ 市場調査や販促などを担当するマーケター ◎ 企業(メーカー)の企画・広報・開発の担当者 ○ デザイナー、コピーライターなどのクリエイター 主要目次 Chapter 1 オノマトペ×マーケティングが秘める可能性 Chapter 2 オノマトペで市場調査してみよう Chapter 3 オノマトペでニーズを可視化してみよう Chapter 4 オノマトペで感じかたの個人差を捉えよう Chapter 5 オノマトペで商品開発してみよう Chapter 6 オノマトペで販売促進してみよう |
目次
38 クラリネットはやっぱりパオパオ? | 94 |
1 音の響きとオノマトペ | 96 |
2 楽器の音とオノマトペ | 97 |
39 さらしととした漆に和を感じます | 100 |
1 漆とはなんだろう? | 102 |
2 漆の質感とオノマトペ | 104 |
Chapter4 オノマトペで感じかたの個人差を捉えよう | 107 |
41 みんなバラバラ? マーケティングで理解すべき個人差 | 108 |
12 | |
3 分析したデータを可視化できる | 14 |
5 商品開発や広告コミュニケーションにも活用できる | 15 |
Chapter2 オノマトペで市場調査してみよう | 17 |
21 コツコツ地道に? いままでの市場調査 | 18 |
2 会場調査と観察調査 | 19 |
手順 1 評価項目の選択 | 21 |
手順 2 評価項目の提示順序の決定 | 23 |
手順 4 線分とメモリに対する工夫 | 24 |
手順 6 実験の実施 | 25 |
3 SD法による市場調査のデメリット | 27 |
デメリット 3 尺度の段階と度合を表す副詞が必要 | 28 |
デメリット 7 そもそも主観は分析できない | 29 |
22 すいすいできるオノマトペで市場調査 | 30 |
2 オノマトペの印象を数値化するシステム | 32 |
手順 1 オノマトペを準備する | 33 |
3 オノマトペによる一言アンケート | 38 |
4 オノマトペによる市場調査のメリット | 40 |
メリット 1 回答に必要な時間が短い | 41 |
メリット 5 誰でも簡単に調査に参加できる | 42 |
Chapter3 オノマトペでニーズを可視化してみよう | 43 |
31 数値化とマッピングでパッとわかること | 44 |
32 質感オノマトペマップのつくりかた | 48 |
1 素材マップの作成 | 49 |
2 オノマトペマップの作成 | 52 |
3 素材マップとオノマトペマップの重ね合わせ | 54 |
33 ほっこりする木ってどんな木ですか? | 56 |
1 木とはなんだろう? | 58 |
3 木の質感とオノマトペ | 59 |
34 ぬめぬめする紙を想像できますか? | 62 |
1 紙というメディアの現在 | 64 |
2 紙とはなんだろう? | 65 |
3 紙の質感とオノマトペ | 66 |
35 BOROは世界に通じるオノマトペ | 70 |
1 画像のみで質感を把握することの難しさ | 72 |
3 布とはなんだろう? | 73 |
4 NUNO NUNO BOOKS | 75 |
5 布の質感とオノマトペ | 79 |
36 ぴちぴちワインや日本酒をテイスティングしたい | 80 |
1 ワインとはなんだろう? | 82 |
2 日本酒とはなんだろう? | 84 |
3 お酒の味とオノマトペ | 85 |
37 つるつるさらさらなりたい髪になりたい | 88 |
1 ヘアケア商品の広告と口コミの表現 | 90 |
2 髪の質感とオノマトペ | 91 |
コラムオノマトペにみられる性差? | 93 |
2 ユーザの行動履歴から好みを推定する | 109 |
42 しっとり? べたべた? 個人差可視化システム | 113 |
手順 1 素材マップの作成 | 114 |
手順 2 オノマトペマップの作成 | 115 |
43 しっとりした使用感の化粧品は? | 119 |
手順 1 お客様の希望を入力する | 120 |
手順 2 お客様の感じかたをオノマトペで表現する | 121 |
手順 3 お客様の感性に適した商品の提案 | 122 |
44 一人ひとりにぴったり寄り添うAI時代のマーケティング | 123 |
Chapter5 オノマトペで商品開発してみよう | 125 |
51 オノマトペでさくさく開発指標や改善点を見つけよう | 126 |
2 味とテクスチャーの指標をつくろう | 128 |
3 最初の音と味の関係 | 130 |
4 オノマトペ印象評価システムによる分析 | 131 |
2 オノマトペで新しいパンのレシピを作ろう | 133 |
2 分量推薦システムを構築しよう | 134 |
3 具材推薦システムを構築しよう | 136 |
3 複雑なデバイスの操作感を把握したい | 138 |
2 さまざまなデバイスを用いた実験 | 139 |
3 操作感と音の関係 | 141 |
4 プラスチックを実金属に近づけたい | 143 |
2 実金属と模造金属をオノマトペで評価しよう | 144 |
52 もっともふもふにしたらどうなる? 質感シミュレーションによる開発支援 | 150 |
53 どんどん蓄積しよう質感データベースによる素材選定支援 | 153 |
2 モノと感覚と言葉をつなぐ質感データベース | 155 |
3 日本の立ち位置と可能性 | 157 |
Chapter6 オノマトペで販売促進してみよう | 159 |
61 新商品にピッタリな名前を付けるには? | 160 |
2 商品カテゴリで変わる音と印象の結びつきかた | 163 |
3 医薬品 | 164 |
62 ズバッと刺さるキャッチコピーを自動生成しよう | 167 |
2 新しいオノマトペを生成するシステム | 168 |
手順 1 遺伝的アルゴリズムを使うための準備 | 172 |
最適化の過程 3 確率の操作 | 173 |
63 わくわくする色でパッケージデザインをつくりたい | 175 |
1 色の寒暖感暖色寒色 | 176 |
3 伝えたい印象に合った色を提案するシステム | 177 |
4 前向きになれるパッケージデザインを作ろう | 179 |
1 一般調査 | 180 |
64 さらふわな商品だけ検索したい | 182 |
2 オノマトペでの検索に対する商品推薦システム | 183 |
おわりに | 186 |
188 | |
189 | |