ガリレオ裁判: 400年後の真実

前表紙
岩波書店, 2015 - 224 ページ
地動説を唱え、宗教裁判で有罪を宣告されたガリレオ。彼は本当に、科学者として宗教と闘った英雄だったのか。二一世紀に入り、ヴァチカンの秘密文書庫から新たな裁判記録が明るみに出された。近代へと世界観が大きく変貌していく中で、裁判の曲折した進行の真実が浮かび上がる。ガリレオ裁判の見方を根底から変える決定版。

著者について (2015)

田中一郎 (たなかいちろう) 1947年神戸市生まれ 1969年神戸大学理学部卒業 1973年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了日本大学理工学部助手,金沢大学大学院自然科学研究科教授を経て現在─金沢大学名誉教授専攻─科学技術史著訳書─『ガリレオの斜塔』『ケプラーと世界の調和』(以上共著・共立出版),『ガリレオ──庇護者たちの網のなかで』(中公新書),S. ドレイク『ガリレオの生涯』(訳・共立出版),I. ニュートン『光学』(訳・朝日出版社),R. S. ウェストフォール『アイザック・ニュートン』(共訳・平凡社),D. ソベル『ガリレオの娘』(監修・DHC)ほか

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