風の生涯, 第 1 巻

前表紙
新潮社, 2003 - 456 ページ
豪農の家に生まれながら里子に出された矢野重也は、旧制一高、帝大へと進学する。フランス文学に耽溺し、一方でマルクス主義に傾倒、革命を信じ運動に身を投じる―。貧困と差別を目の当たりにした幼少期、養母や親友との死別、関東大震災、そして理想と現実との狭間で揺れ動く青年期。一代にして大コンツェルンを築き上げた男の、壮大なロマンを描く。中国へと渡った重也を待つ運命とは。

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