Gendai shisō, 第 33 巻、第 7 号Seidosha, 2005 |
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... まで経験するのである。果たして竹越は思想家なのか、政治家なのか、という問いが頭をもたげることとなる。民友社時代以来の友人であり、その死まで親しく接した山路愛山ならば、たとえ「所謂帝国主義」を唱えようとも、終生官途に就かなかった民間史家 ...
... まで経験するのである。果たして竹越は思想家なのか、政治家なのか、という問いが頭をもたげることとなる。民友社時代以来の友人であり、その死まで親しく接した山路愛山ならば、たとえ「所謂帝国主義」を唱えようとも、終生官途に就かなかった民間史家 ...
149 ページ
... までに強調され、それはまた本書を貫く重要な特徴でもあるが、しかし注意すべきは、そうした今となっては時機外れ唯物論的歴史了解における端緒設定た政治性でなければならない。すなわち、近代史を「資本のいわゆる本源的蓄積」から説くのであれば ...
... までに強調され、それはまた本書を貫く重要な特徴でもあるが、しかし注意すべきは、そうした今となっては時機外れ唯物論的歴史了解における端緒設定た政治性でなければならない。すなわち、近代史を「資本のいわゆる本源的蓄積」から説くのであれば ...
178 ページ
... までも疑った。しかし彼の懐疑の刃は論理そのものにまで向わなかった。真の自己否定的自覚に達しなかった」。この「真の自己否定的自覚」の形式として挙げるのが西田の言う矛盾的自己同一の論理である。だが、「懐疑の刃を論理そのものにまで向ける」こと ...
... までも疑った。しかし彼の懐疑の刃は論理そのものにまで向わなかった。真の自己否定的自覚に達しなかった」。この「真の自己否定的自覚」の形式として挙げるのが西田の言う矛盾的自己同一の論理である。だが、「懐疑の刃を論理そのものにまで向ける」こと ...
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