Nihon koten bungaku zenshū, 第 34 巻Shōgakkan, 1970 |
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... かけて休まばやと思ひ候。(中央へ行き、床に腰をかける)ワキとワキツレは向かい合って問答をした後、立つ。ワキは脇座前、ワキツレは角に立ち、シテへ向いて声をかけ、問答となる。掛合いの謡があって、地謡に続く。地謡の末尾でワキは両手をついてシテに ...
... かけて休まばやと思ひ候。(中央へ行き、床に腰をかける)ワキとワキツレは向かい合って問答をした後、立つ。ワキは脇座前、ワキツレは角に立ち、シテへ向いて声をかけ、問答となる。掛合いの謡があって、地謡に続く。地謡の末尾でワキは両手をついてシテに ...
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逃げにけれ、誰追ひかけて阿毘羅欠、阿毘羅吽欠。このやうな所に長居は無用、急いで戻らう。だれが追いかけてあのような目にあわせたのであろうか、の意。「追ひかけて」は、山伏に縁のある「笈掛けて」に音が通ずる。たこなたなる木の下に、黒き物が四つ ...
逃げにけれ、誰追ひかけて阿毘羅欠、阿毘羅吽欠。このやうな所に長居は無用、急いで戻らう。だれが追いかけてあのような目にあわせたのであろうか、の意。「追ひかけて」は、山伏に縁のある「笈掛けて」に音が通ずる。たこなたなる木の下に、黒き物が四つ ...
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... かけて」(口に出して言う)と「かけて(ぞ頼む)」(神仏に託して)と上下に掛かる。一匹「(契るもはかな)うちつけくなり〉」(無遠慮である)と「うちつけに(人の心もかけてぞ頼む行末を(角へ行く)、契るもはかな「(人の心も)知らず」と掛詞。「立ち」の序。一七「( ...
... かけて」(口に出して言う)と「かけて(ぞ頼む)」(神仏に託して)と上下に掛かる。一匹「(契るもはかな)うちつけくなり〉」(無遠慮である)と「うちつけに(人の心もかけてぞ頼む行末を(角へ行く)、契るもはかな「(人の心も)知らず」と掛詞。「立ち」の序。一七「( ...