Nihon koten bungaku zenshū, 第 34 巻Shōgakkan, 1970 |
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... かな。最前の山伏せうじんつかまつと少人として、本間殿をやみやみと討ち申して候ふ間、急ぎ追っ掛けうと存じこれまで出でて候。さりとては苦々しき事せうじんちを借りて候。いやなうなう、それへ山伏と少人は行かぬか。何行かぬと申すか。さてさて早い者 ...
... かな。最前の山伏せうじんつかまつと少人として、本間殿をやみやみと討ち申して候ふ間、急ぎ追っ掛けうと存じこれまで出でて候。さりとては苦々しき事せうじんちを借りて候。いやなうなう、それへ山伏と少人は行かぬか。何行かぬと申すか。さてさて早い者 ...
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... かな。この所にさやうの者は覚え申さず候ふが、古熊坂の長範と申して、法体の身にて強盗をいたしたる者の候ふが、定めてこの事にてあらうずる間、およそ承り及びたる通り、物語申さうずるにて候。ぬすびとワキ「ちかごろにて候。運の極めの悲しさは、吉次 ...
... かな。この所にさやうの者は覚え申さず候ふが、古熊坂の長範と申して、法体の身にて強盗をいたしたる者の候ふが、定めてこの事にてあらうずる間、およそ承り及びたる通り、物語申さうずるにて候。ぬすびとワキ「ちかごろにて候。運の極めの悲しさは、吉次 ...
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... かな。尋ね申する余の儀にあらず御身以前に、老人一人汐波の体にてかは来られ候ふほどに、すなはち言葉を交して候へば、塩竈の子細ねんごろに語り、所の名所などを教へ、とやらんよしありげにて、汐曇りにて姿を見失うて候ふよ。 7 ィ「これは言語道断 ...
... かな。尋ね申する余の儀にあらず御身以前に、老人一人汐波の体にてかは来られ候ふほどに、すなはち言葉を交して候へば、塩竈の子細ねんごろに語り、所の名所などを教へ、とやらんよしありげにて、汐曇りにて姿を見失うて候ふよ。 7 ィ「これは言語道断 ...
多く使われている語句
アイ アシライ あっ あら あり いかに うず おん かけ かな げに けり こそ サシ さて さん シオリ シテ せりふ たる ツレ という ども ながら なき なっ など なら なり なれ べき べし ほど また まで やう より られ ワキへ向く ワキツレ われ 縁語 掛詞 観世流 狂言 見つめる 後見座 御座候 向い 行き 行く 合いの謡 作り物 山姥 山伏 散楽 思ひ 次第 自然居士 狩衣 出る 場合 申して候 申し候 申す 世阿弥 正面を向き 正面先 足拍子を踏む 太刀 地謡に合わせ 地謡座 着座 中央 登場 能力甲 舞台 宝生流 本間 問答となる 用いる 謡い 謡う 立ち 立つ 留める 和漢朗詠集 囃子 熨斗目 邯鄲