Nihon koten bungaku zenshū, 第 34 巻Shōgakkan, 1970 |
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... くにんたいこじゃうずのぼ楽人、これはならびなき太鼓の上手にて候ふを召し上せらつかまつすみよしふじニだけござ太鼓の役を仕り候ふところに、また住吉より富士と申す楽人、これも劣らぬ太鼓の上手にて候ふが、管絃の役を望みまかり上りて候。このよしき ...
... くにんたいこじゃうずのぼ楽人、これはならびなき太鼓の上手にて候ふを召し上せらつかまつすみよしふじニだけござ太鼓の役を仕り候ふところに、また住吉より富士と申す楽人、これも劣らぬ太鼓の上手にて候ふが、管絃の役を望みまかり上りて候。このよしき ...
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... くにんナめし三国豪かみ御身は勅諚なきに、推して参れば下として、上を計るのぼひし時、みづから申すやう、天王寺の楽人は召にて上りたおんみちょくじぞうはかが顔にて出で給ひし、 忘れ形見ぞよしなき(舞衣を見つめる)。一. なみだを(子方を見つめる) ...
... くにんナめし三国豪かみ御身は勅諚なきに、推して参れば下として、上を計るのぼひし時、みづから申すやう、天王寺の楽人は召にて上りたおんみちょくじぞうはかが顔にて出で給ひし、 忘れ形見ぞよしなき(舞衣を見つめる)。一. なみだを(子方を見つめる) ...
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... くにくこそ人も怪しむれ(子方を見る)。総じてこのほど憎し憎しとそ(金剛杖で子方を押しやる)。いちにんワキ「何と陳じ給ふとも、一人も通し申すまじく候。たじんシテ「(ワキを見つめて)や、笈に目をかけ給ふは盗人ざうな。立案へ〈上歌〉方々は何故に(立 ...
... くにくこそ人も怪しむれ(子方を見る)。総じてこのほど憎し憎しとそ(金剛杖で子方を押しやる)。いちにんワキ「何と陳じ給ふとも、一人も通し申すまじく候。たじんシテ「(ワキを見つめて)や、笈に目をかけ給ふは盗人ざうな。立案へ〈上歌〉方々は何故に(立 ...