Nihon koten bungaku zenshū, 第 34 巻Shōgakkan, 1970 |
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... さてはしばらくの時刻にて候ふよ。さてもこのほど土屋ごはうしと殿の御芳志、申すもなかなかおろかなり、また亡からんいッぺんねんぶつ!ごかうにせ一遍の念仏をも御回向にあづからば、八二世までの御芳志としつききよみづたるべし。「われこの年月清水の ...
... さてはしばらくの時刻にて候ふよ。さてもこのほど土屋ごはうしと殿の御芳志、申すもなかなかおろかなり、また亡からんいッぺんねんぶつ!ごかうにせ一遍の念仏をも御回向にあづからば、八二世までの御芳志としつききよみづたるべし。「われこの年月清水の ...
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... さては取り逃いたるか。さてさてもロ 集ごけにん間殿は御家人にて、資朝の. おひり逃げければ(立ち、足拍子を踏む)、追手は声々に、留めよ留めよと追っ掛くる(子方・ワキは一ノ松へ行く。その後、後見座へ行[早鼓〕の囃子でアイの追手が登場し、常座に立っ ...
... さては取り逃いたるか。さてさてもロ 集ごけにん間殿は御家人にて、資朝の. おひり逃げければ(立ち、足拍子を踏む)、追手は声々に、留めよ留めよと追っ掛くる(子方・ワキは一ノ松へ行く。その後、後見座へ行[早鼓〕の囃子でアイの追手が登場し、常座に立っ ...
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... さてさて昭君は何とて胡国には移され給ひて候ふぞ。九いにしへシテ〈クリ〉さても君を胡国に移されし、その古を尋ぬるみずごろも 10 てんがはじ地謡へ天下を治めし初めなり(後見がシテの水衣の肩を下ろす)。シテ〈サシ〉しかれば胡国の軍強うして、ぼく ...
... さてさて昭君は何とて胡国には移され給ひて候ふぞ。九いにしへシテ〈クリ〉さても君を胡国に移されし、その古を尋ぬるみずごろも 10 てんがはじ地謡へ天下を治めし初めなり(後見がシテの水衣の肩を下ろす)。シテ〈サシ〉しかれば胡国の軍強うして、ぼく ...