Nihon koten bungaku zenshū, 第 34 巻Shōgakkan, 1970 |
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... たり。さんじふよちゃうシテへ西に三十余丈に(揚幕のほうを望む)、こがね七海しろかねぐわちりん!いだ地謡へ金の山を築かせては、銀の月輪を出されたり。たとへちゃうせいでんうち九※しゅんどうふらうもんばこれは、長生殿の裏には、春秋をとどめたり ...
... たり。さんじふよちゃうシテへ西に三十余丈に(揚幕のほうを望む)、こがね七海しろかねぐわちりん!いだ地謡へ金の山を築かせては、銀の月輪を出されたり。たとへちゃうせいでんうち九※しゅんどうふらうもんばこれは、長生殿の裏には、春秋をとどめたり ...
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... たり、ツレちゃう、シテへちゃう、はたおり七たりちやうちやう、機織松虫きりぎりす(足拍子を踏む)、おのちぐさ己が住む野の、千種の糸の細布(ワキへ向く)、織りて取らせん(中央へ出て着座する)。みちのくけこぼり地謡へ〈クリ〉げにや陸奥の狭布の郡の習 ...
... たり、ツレちゃう、シテへちゃう、はたおり七たりちやうちやう、機織松虫きりぎりす(足拍子を踏む)、おのちぐさ己が住む野の、千種の糸の細布(ワキへ向く)、織りて取らせん(中央へ出て着座する)。みちのくけこぼり地謡へ〈クリ〉げにや陸奥の狭布の郡の習 ...
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... たり、とうたり』。さあ早く立て、心 切能なわちのあわせ臣登場。正面先に 三二三っとした気持で、陸奥の国へと下って行ったのであった。許すな関守の人々に。関守の人々よ、お暇申す、それではと言って、弁慶は笈を取りあげ、肩にかけて、虎の尾を踏む ...
... たり、とうたり』。さあ早く立て、心 切能なわちのあわせ臣登場。正面先に 三二三っとした気持で、陸奥の国へと下って行ったのであった。許すな関守の人々に。関守の人々よ、お暇申す、それではと言って、弁慶は笈を取りあげ、肩にかけて、虎の尾を踏む ...