Nihon koten bungaku zenshū, 第 34 巻Shōgakkan, 1970 |
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... はずとも、心功徳は変るべし。シテ「さて卒都婆の功徳はいかに。うりさんナくだワキ八一見卒都婆永離三悪道。シテへ一念発起菩提心、それもいかでか劣るべき。ワキツレ菩提心あらばなど憂き世をば釈はぬぞ。埋れ木のもれた身ながら、まだ たいワキ心なき ...
... はずとも、心功徳は変るべし。シテ「さて卒都婆の功徳はいかに。うりさんナくだワキ八一見卒都婆永離三悪道。シテへ一念発起菩提心、それもいかでか劣るべき。ワキツレ菩提心あらばなど憂き世をば釈はぬぞ。埋れ木のもれた身ながら、まだ たいワキ心なき ...
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... はずもないあの人を待ちかねて、闇に閉ざされて地「鼓の鳴らぬことにより、思いとまっ恋の思いを忘れることもあろうかと、綾の鼓を打たせたのだが、鼓の音も出ず、またわたくしも現われないのを、あの人はただ待っているのであろうか。綾で張った鼓ゆえ ...
... はずもないあの人を待ちかねて、闇に閉ざされて地「鼓の鳴らぬことにより、思いとまっ恋の思いを忘れることもあろうかと、綾の鼓を打たせたのだが、鼓の音も出ず、またわたくしも現われないのを、あの人はただ待っているのであろうか。綾で張った鼓ゆえ ...
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... はずことばかは弓の末筈に、言葉を交すあはれさよ、言葉を交すあはれさよ(シオリをする)。みつせがは〔一声〕三シテへ三瀬川、沈み果てにしうたかたの、あはれはかなき身ゆくへの行方かな。一一四一五へうぱいはな一六ひかりならしゃばシテ標梅花の光を ...
... はずことばかは弓の末筈に、言葉を交すあはれさよ、言葉を交すあはれさよ(シオリをする)。みつせがは〔一声〕三シテへ三瀬川、沈み果てにしうたかたの、あはれはかなき身ゆくへの行方かな。一一四一五へうぱいはな一六ひかりならしゃばシテ標梅花の光を ...