Nihon koten bungaku zenshū, 第 34 巻Shōgakkan, 1970 |
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... ばかり。猟師はわが殺生の罪を悔いつつ、わが子の髪を撫でようとしたところ、悲しいことにも子の姿は見えなくなってしまう。猟師も泣くばかり。 鳥知三「(いづくに)木隠れ」から「隠れ笠」(かぶれば身を隠すことができるとされた笠)と続けた。「笠」は前 ...
... ばかり。猟師はわが殺生の罪を悔いつつ、わが子の髪を撫でようとしたところ、悲しいことにも子の姿は見えなくなってしまう。猟師も泣くばかり。 鳥知三「(いづくに)木隠れ」から「隠れ笠」(かぶれば身を隠すことができるとされた笠)と続けた。「笠」は前 ...
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... ばかりだに受けじとは(ワキの前へ行き、膝をつく)、思地謡胸うち騒ぐばかりなり。じゃいんまうごひしかども盃に、向へば変る心かな(酒をつぎ、ワキを見つめる)。されば仏も戒めの(立ち、一畳台の前へ行く)、道はさまざおんじゅま多けれど、ことに飲酒を ...
... ばかりだに受けじとは(ワキの前へ行き、膝をつく)、思地謡胸うち騒ぐばかりなり。じゃいんまうごひしかども盃に、向へば変る心かな(酒をつぎ、ワキを見つめる)。されば仏も戒めの(立ち、一畳台の前へ行く)、道はさまざおんじゅま多けれど、ことに飲酒を ...
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... ばかりは」。くうは、来るまじと(ワキを見つめ、立つ)、言ふ声ばかりは、虚空に残り(正面先へ出て左袖を巻きあげる)、言ふ声ばかり、虚空にぶりきしんりきに妙なる、仏力神力(中央へ出て着座し、両手をつく)、今より後来り(ュウケン扇をしながら舞台へ ...
... ばかりは」。くうは、来るまじと(ワキを見つめ、立つ)、言ふ声ばかりは、虚空に残り(正面先へ出て左袖を巻きあげる)、言ふ声ばかり、虚空にぶりきしんりきに妙なる、仏力神力(中央へ出て着座し、両手をつく)、今より後来り(ュウケン扇をしながら舞台へ ...