Nihon koten bungaku zenshū, 第 34 巻Shōgakkan, 1970 |
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... まで、ぽごほぞんおん二法最初の御本尊と、あらはれ給ふ御威光の、まことなるかませさうおうおんちか二四ぶっかくみつくなや、末世相応の御誓ひ。しかるに当寺の仏閣の、御作り二八よろづよぶだごん浮檀金なるとかや。シテ八万代に、澄める亀井の水までも ...
... まで、ぽごほぞんおん二法最初の御本尊と、あらはれ給ふ御威光の、まことなるかませさうおうおんちか二四ぶっかくみつくなや、末世相応の御誓ひ。しかるに当寺の仏閣の、御作り二八よろづよぶだごん浮檀金なるとかや。シテ八万代に、澄める亀井の水までも ...
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... までも、シテ「遠く続ける吉野山、隠れ処多き所なり、いづくまで尋ね給ふべき。はやこれまでぞう帰らしめ。追手甲「(乙へ向き)いやなうなう、まことにあの老人の言はるるほうりやう通り、どこ方量もなう尋ねられもすまい。いざ戻らう。マ追手乙「心得た ...
... までも、シテ「遠く続ける吉野山、隠れ処多き所なり、いづくまで尋ね給ふべき。はやこれまでぞう帰らしめ。追手甲「(乙へ向き)いやなうなう、まことにあの老人の言はるるほうりやう通り、どこ方量もなう尋ねられもすまい。いざ戻らう。マ追手乙「心得た ...
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... まではさしもげに、いか地謡へ今まではさしもげに、怒りをなしつる鬼女なるが(立つ)、しのわが姿やと(扇で面を隠す)、言ふ声はなほものすさましよあらしく(角へ行く)、言ふ声はなほすさましき夜嵐の(舞台をまわって橋がかりへ行く)、音に立ち紛れ失せに ...
... まではさしもげに、いか地謡へ今まではさしもげに、怒りをなしつる鬼女なるが(立つ)、しのわが姿やと(扇で面を隠す)、言ふ声はなほものすさましよあらしく(角へ行く)、言ふ声はなほすさましき夜嵐の(舞台をまわって橋がかりへ行く)、音に立ち紛れ失せに ...