Nihon koten bungaku zenshū, 第 34 巻Shōgakkan, 1970 |
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... やうなる人を御尋ね候ふぞ。さむらひくしちびぞう「平家の侍悪七兵衛景清を尋ね申し候。おん二やまかげわらやワキ「ただいまこなたへ御出で候ふあれなる山陰に、藁屋の候ふに人は候はざりけるか。こつじき「その薬屋には盲目なる乞食こそ候ひつれ。トおん ...
... やうなる人を御尋ね候ふぞ。さむらひくしちびぞう「平家の侍悪七兵衛景清を尋ね申し候。おん二やまかげわらやワキ「ただいまこなたへ御出で候ふあれなる山陰に、藁屋の候ふに人は候はざりけるか。こつじき「その薬屋には盲目なる乞食こそ候ひつれ。トおん ...
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八九おんきやうひぐわんうごしやうぜんしょ一六 この三観音経の偈文。「ノ人. シテ「ただいま独り言に申ししごとく、かくてながらへ諸人に面をさらさんよりも、あはれ疾う斬らればやとの念願、ささいごてははやかなひて候ふよ。さて最期はただいまにて候 ...
八九おんきやうひぐわんうごしやうぜんしょ一六 この三観音経の偈文。「ノ人. シテ「ただいま独り言に申ししごとく、かくてながらへ諸人に面をさらさんよりも、あはれ疾う斬らればやとの念願、ささいごてははやかなひて候ふよ。さて最期はただいまにて候 ...
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... やうやく神も(足拍子を踏む)、“面てうかけりを向くべきやうぞなき。しかれども牛若子、すこし恐るるこだちしみじんこちんこ気色なく、小太刀を抜いて渡り合ひ、獅子奮迅虎乱入、飛くだこらけしき鳥の翔の手を砕き(足拍子を踏む)、攻め戦へば堪へず、面に ...
... やうやく神も(足拍子を踏む)、“面てうかけりを向くべきやうぞなき。しかれども牛若子、すこし恐るるこだちしみじんこちんこ気色なく、小太刀を抜いて渡り合ひ、獅子奮迅虎乱入、飛くだこらけしき鳥の翔の手を砕き(足拍子を踏む)、攻め戦へば堪へず、面に ...