Nihon koten bungaku zenshū, 第 34 巻Shōgakkan, 1970 |
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... <サシ>これは津の国住吉の楽人、富士と申す人の妻や二てん子にて候。さても内裏に七日の管絃のましますにより、天ノつま世に隠れなければ、望み申さんそのために、都へ上り子方ま夜の間の夢、心にかかる月の雨、 六四<下歌〉身を知る袖の. 10 アイ「(常座で ...
... <サシ>これは津の国住吉の楽人、富士と申す人の妻や二てん子にて候。さても内裏に七日の管絃のましますにより、天ノつま世に隠れなければ、望み申さんそのために、都へ上り子方ま夜の間の夢、心にかかる月の雨、 六四<下歌〉身を知る袖の. 10 アイ「(常座で ...
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... <サシ〉それ鴛鴦のの下には、立ち去る思ひひぼくまくらうへだうれを悲しみ、比目の枕の上には、波の隔つる愁ひあり。ましそでなみだ泣きて、袖にあまれる涙の雨の晴れ間稀なる心かな。みぎりツレ(一ノ松で)夕霧が参りたるとそれぞれ御申し候へ。イふぎり ...
... <サシ〉それ鴛鴦のの下には、立ち去る思ひひぼくまくらうへだうれを悲しみ、比目の枕の上には、波の隔つる愁ひあり。ましそでなみだ泣きて、袖にあまれる涙の雨の晴れ間稀なる心かな。みぎりツレ(一ノ松で)夕霧が参りたるとそれぞれ御申し候へ。イふぎり ...
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... 〈サシ〉を謡う。子方の謡の後、ふたたび向かい合って〈下歌〉〈上歌〉を謡う。〈上歌〉の末尾でワキは歩行の態を示した後、正面を向き、〈着キゼリフ〉を述べる。子方は脇座で床に腰をかけ、ワキツレは地謡座前、ワキは笛座前に着座する。〔次第〕なごり ...
... 〈サシ〉を謡う。子方の謡の後、ふたたび向かい合って〈下歌〉〈上歌〉を謡う。〈上歌〉の末尾でワキは歩行の態を示した後、正面を向き、〈着キゼリフ〉を述べる。子方は脇座で床に腰をかけ、ワキツレは地謡座前、ワキは笛座前に着座する。〔次第〕なごり ...