Nihon koten bungaku zenshū, 第 34 巻Shōgakkan, 1970 |
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... 参らう(アイは立ちかかる)。ワキ「いやいや主とかたく契約してある間、さやうの事は無用に仕り候へ。アイ「いや苦しからぬ事にて候。つかまつ 44 せらるるによって、見る事はなるまい。ただらう。(アイは眠ろうとする)アイ「これはいかな事、寝よう寝よう ...
... 参らう(アイは立ちかかる)。ワキ「いやいや主とかたく契約してある間、さやうの事は無用に仕り候へ。アイ「いや苦しからぬ事にて候。つかまつ 44 せらるるによって、見る事はなるまい。ただらう。(アイは眠ろうとする)アイ「これはいかな事、寝よう寝よう ...
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... 参らばやと存する。くわんじひゃくさいぶっぽはんじゃうアイ「(舞台をまわりながら)いやまことに、わが朝は神国にて、後五百歳よりこの方、仏法繁昌にして何事もめでたき御国なるを、善界坊の分として、妨げをなし申さうずるとあるは、ちかごろかたはらい ...
... 参らばやと存する。くわんじひゃくさいぶっぽはんじゃうアイ「(舞台をまわりながら)いやまことに、わが朝は神国にて、後五百歳よりこの方、仏法繁昌にして何事もめでたき御国なるを、善界坊の分として、妨げをなし申さうずるとあるは、ちかごろかたはらい ...
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... 参らせうなう。(ツレ・ワキ・アイはシテのほうを見る)アイ「や、(ワキへ向き)お宿参らせうずるよし申し候。(アイは狂言座に退く)あげろいほりいちゃへばわらはが庵にて一夜を明かさせ給ひ候へ三ノ松に立つ。ざうらふぼうワキ「あらうれしや候。俄に日の ...
... 参らせうなう。(ツレ・ワキ・アイはシテのほうを見る)アイ「や、(ワキへ向き)お宿参らせうずるよし申し候。(アイは狂言座に退く)あげろいほりいちゃへばわらはが庵にて一夜を明かさせ給ひ候へ三ノ松に立つ。ざうらふぼうワキ「あらうれしや候。俄に日の ...