Nihon koten bungaku zenshū, 第 34 巻Shōgakkan, 1970 |
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... 宇治拾遺物語』巻五の「陪従家綱行綱互ひに謀りたる事」には、堀河院の御時の陪従の猿楽として、清涼殿の前庭の竹の台のもとで行綱が這いまわり、家綱に「あれはなんする者ぞ」と囃させて、「竹豹ぞ竹豹ぞ」と言って豹のまねをする手はずになっていた ...
... 宇治拾遺物語』巻五の「陪従家綱行綱互ひに謀りたる事」には、堀河院の御時の陪従の猿楽として、清涼殿の前庭の竹の台のもとで行綱が這いまわり、家綱に「あれはなんする者ぞ」と囃させて、「竹豹ぞ竹豹ぞ」と言って豹のまねをする手はずになっていた ...
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... 宇治の離宮祭に際して田楽法師に装束を賜わったことを記した「兵範記』に、「宇治白川等座々法師原、各賜装束」とみえ、すでに平安末期には、宇治・白川に田楽の座が成立していた。猿楽の座も、鎌倉時代に入ると、畿内各地に形成されてくる。延年とよ ...
... 宇治の離宮祭に際して田楽法師に装束を賜わったことを記した「兵範記』に、「宇治白川等座々法師原、各賜装束」とみえ、すでに平安末期には、宇治・白川に田楽の座が成立していた。猿楽の座も、鎌倉時代に入ると、畿内各地に形成されてくる。延年とよ ...
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... 宇治の大臣賜りて、階を下り給ふに(足拍子を踏む)、をりふしくわこうれば、だいじん折節郭公音づれければ(見あげる)、大臣とりあへず、くもるシテへほととぎす、名をも雲居に上ぐるかなと、仰せられけそでひろ地謡へ頼政右の膝をついて(正面先へ出て膝を ...
... 宇治の大臣賜りて、階を下り給ふに(足拍子を踏む)、をりふしくわこうれば、だいじん折節郭公音づれければ(見あげる)、大臣とりあへず、くもるシテへほととぎす、名をも雲居に上ぐるかなと、仰せられけそでひろ地謡へ頼政右の膝をついて(正面先へ出て膝を ...