Nihon koten bungaku zenshū, 第 34 巻Shōgakkan, 1970 |
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... 心地して、ことしおすくなふるは今年生ひは少し、古葉の若菜摘まうよ(ワキへ向く)。一八一九としわかくさ地謡へ古葉なれどもさすがまた(脇正面へ出る)、年若草の種なれや、心せよ春の野辺。・』という歌があるが、その歌では、飛ぶ火野の野守よ出て見て ...
... 心地して、ことしおすくなふるは今年生ひは少し、古葉の若菜摘まうよ(ワキへ向く)。一八一九としわかくさ地謡へ古葉なれどもさすがまた(脇正面へ出る)、年若草の種なれや、心せよ春の野辺。・』という歌があるが、その歌では、飛ぶ火野の野守よ出て見て ...
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... 心地して、感涙を留めかの明け方に自分の受けた夢のお告げも同かんるいとここち暁の御夢想も、同じ告ぞとあらたなる、御信感は限りなし。地謡「頼朝はこのことをお聞きになって、こ信じ感すること。あかつきごむさう(盛久)つげだいじだい地謡〈ロンギ〉 ...
... 心地して、感涙を留めかの明け方に自分の受けた夢のお告げも同かんるいとここち暁の御夢想も、同じ告ぞとあらたなる、御信感は限りなし。地謡「頼朝はこのことをお聞きになって、こ信じ感すること。あかつきごむさう(盛久)つげだいじだい地謡〈ロンギ〉 ...
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... 心地して(常むっ座へ行く)、陸奥の国へぞ、下りける(左袖を返して留拍子を踏む)。たり、とうたり』。さあ早く立て、心 切能なわちのあわせ臣登場。正面先に 三二三っとした気持で、陸奥の国へと下って行ったのであった。許すな関守の人々に。関守の人々よ ...
... 心地して(常むっ座へ行く)、陸奥の国へぞ、下りける(左袖を返して留拍子を踏む)。たり、とうたり』。さあ早く立て、心 切能なわちのあわせ臣登場。正面先に 三二三っとした気持で、陸奥の国へと下って行ったのであった。許すな関守の人々に。関守の人々よ ...