人間知能と人工知能 あるAI研究者の知能論

前表紙
株式会社 オーム社, 2020/04/02 - 176 ページ

人工知能に向けて、人間知能のメカニズム解明

現在は、人工知能ブームであり、機械学習・進化学習が花盛りです。本書は、生物は進化のなかでどのように知能を発展させてきたか、そして人工知能はどういうものであるかについて、著者の長年の研究にもとづいた最新の成果をまとめたものです。人工知能と言われるものが増えていくと考えられる現在、自分たち人間の知能がいったいなんであるかを認識しておくことは大切なことです。

主要目次

第1章 知能とは何か

第2章 生命の時代[知能化メカニズムの基盤=生命構造]

第3章 記号化の時代[知能化メカニズムの基盤=原生言語]

第4章 論理の時代[知能化メカニズムの基盤=意味言語]

第5章 知能進化の新たな段階[問題の多様な現れ方]

むすび/参考文献/索 引

 

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目次

第1章知能とは何か
1
11 知能の構造
2
12 知能構造の進化
4
13 知能への期待
15
14 外界との関わり
16
15 知能化メカニズムの諸様相
20
16 知能をつくる細胞組織
21
第2章生命の時代知能化メカニズムの基盤生命構造
27
454 問題解決の手順
93
456 遷移知の一般形式
94
457 概念構造の形成
95
458 エキスパートシステム
96
462 遷移知の多様な外化
97
463 連鎖が解である問題物語生成
98
464 プロットの生成
99
47 意味言語ベースの知能化メカニズム
100

21 生命構造の各部機能
31
212 行動機能
32
213 制御機能
33
22 教師あり学習制御学習
38
第3章記号化の時代知能化メカニズムの基盤原生言語
45
31 記号化の始まり
46
32 形態素表現への進化
50
33 生命構造の機能拡大複文の生成
55
34 文化継承としての知能深化
61
第4章論理の時代知能化メカニズムの基盤意味言語
63
41 意味言語への進化
64
412 意味言語変化する世界の記述
65
413 意味言語への展開の担い手
66
414 意味言語ベースの知能化メカニズムの特徴
67
42 意味言語の基本形式
70
422 集合と言語
73
423 述語論理
76
424 メタ記述
78
43 ニューラルネットワークによる遷移知および推論の実現
81
44 遷移知の源
85
443 遷移知の取込みと記憶
88
45 知能活動の原型規格型の問題解決
90
453 規格型問題解決の解
91
第5章知能進化の新たな段階問題の多様な現れ方
103
51 知能活動の高度化の例
104
511 隠れた対象の問題
105
512 見えない対象の問題認識問題
106
513 複数解問題思考の原型
110
514 大規模問題
111
52 高度化問題へのアプローチ
112
522 見えない対象問題へのアプローチ
117
1仮説検証法
118
2データからの知識発見
121
3ディープラーニング
122
523 思考法発想の転換
129
524 大規模問題解決へのアプローチ
131
53 統合知能論
132
むすびこれまでのまとめと今後の展望
137
I 本書のまとめ
138
II 人間知能と人工知能
148
III 何が進化したか
150
参考文献
155
索引
159
奥付
165
著作権

著者について (2020)

大須賀節雄(おおすが せつお)


学歴

1957年3月 東京大学工学部卒業


職歴

1957年4月 富士精密工業株式会社入社

1961年1月 東京大学助手 航空研究所

1967年2月 東京大学助教授 宇宙航空研究所

1981年7月 東京大学教授 境界領域研究施設

1988年4月 東京大学教授 先端科学技術研究センター

1991年4月 東京大学教授 先端科学技術研究センター長

1995年3月 東京大学を定年により退職

1995年4月 早稲田大学教授 理工学部情報学科

2003年3月 早稲田大学退職

1988〜89年度 日本人工知能学会会長


研究分野

人工知能,人間知能,マンマシンシステム,CAD,知識処理,知識発見,ほか


国際会議

・環太平洋人工知能国際会議:PRICAI(Pacific Rim International Conference on Artificial Intelligence)1990,1991,Steering Committee 委員長

・情報モデルと知識ベースに関するヨーロッパ‐ 日本国際会議:EJCIMKB(European-Japanese Conference on Information Modeling and Knowledge Bases)1990,会長

・仮想システムとマルチメディア国際会議:ICVSMM(International Conference on Virtual Systems and Multi-Media)1995,会長

・知的エージェント技術国際会議:IAT(International Conference on Intelligent Agent Technology)1999,会長

・データからの知識発見国際会議:PAKDD(International Conference on Knowledge Discovery in Data)1999,会長

・アクテイブ・メディア技術国際会議:AMT(International Conference on Active Media Technology)2009,会長

・脳情報国際会議:BI(International Conference on Brain Informatics)2009,名誉会長

・人工知能共同国際会議:IJCAI(International Joint Conference on Artificial Intelligence),日本委員会委員長

・大規模データベース国際会議:VLDB(International Conference on Very Large Data Base),アジア地区統括

・その他,多数の国際会議にてAdvisory Committee 委員, Steering Committee委員,Program Committee 委員などを歴任


図書

次世代CAD/CAM のための知識処理の応用,マグロウヒル(1985)

知識情報処理,オーム社(1986)

データベースと知識処理,オーム社(1989)

言語と知能〜言語はいかにして創られたか?〜,オーム社(2010)

思考を科学する〜「考える」とはどういうことか?〜,オーム社(2011)

生命から言語へ─新言語論に向けて─,静岡学術出版(2017) その他多数

書誌情報