星に願いを、そして手を。

前表紙
集英社, 2017 - 296 ページ
大人になったら僕たちは、“夢”と向き合う。中学三年生の夏休み。宿題が終わっていない祐人は、幼馴染の薫、理奈、春樹とともに、町の科学館のプラネタリウムに併設された図書室で、毎年恒例の勉強会をおこなっていた。小学校からずっと一緒の彼らを繋いでいたのは、宇宙への強い好奇心だった。四人でいれば最強だと信じて疑わなかった。時が経ち、大人になるまでは。それぞれ別の道を歩んでいた彼らが、大切な人の死をきっかけに再び集まることになる―。第29回小説すばる新人賞史上最年少受賞作。

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