動植物のフォークロア, 第 2 巻谷川健一 三一書房, 1992 - 490 ページ |
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... 自分の死を三日前に知るという慧がしい鳥だが、しかしホジアねぇくて(薄ボンヤリ)空の雲を目当てに稲架に食物を隠して置く。ところが昨日の雲は、今日の雲にあらず、否先刻の雲、今の雲にあらずで、せっかくの食糧も目標を失い、蔵い所を忘れてしまう ...
... 自分の死を三日前に知るという慧がしい鳥だが、しかしホジアねぇくて(薄ボンヤリ)空の雲を目当てに稲架に食物を隠して置く。ところが昨日の雲は、今日の雲にあらず、否先刻の雲、今の雲にあらずで、せっかくの食糧も目標を失い、蔵い所を忘れてしまう ...
47 ページ
... 自分一人行って、稲刈して来た。それから、いよいよ『猿々、今日稲分げに行ぐで』と誘うと、猿は待っていましたとばかり飛び出した。そしていざ分配となると猿は『猿一把、雉一把、マシ一把』と言って、一把ずつ自分の方へ余計に取るのであった。雉は堪り ...
... 自分一人行って、稲刈して来た。それから、いよいよ『猿々、今日稲分げに行ぐで』と誘うと、猿は待っていましたとばかり飛び出した。そしていざ分配となると猿は『猿一把、雉一把、マシ一把』と言って、一把ずつ自分の方へ余計に取るのであった。雉は堪り ...
86 ページ
... 自分で食って、よい部分を弟に残して置いたのに、意地悪い弟は、兄が旨い所ばかり食って、自分へ碌でもないところばかり残したと言って騒ぐ。いくら言っても承知しないので、兄は困って、身の潔白をあかすべく、遂に庖丁を持って来て、腹を裂いて見せた ...
... 自分で食って、よい部分を弟に残して置いたのに、意地悪い弟は、兄が旨い所ばかり食って、自分へ碌でもないところばかり残したと言って騒ぐ。いくら言っても承知しないので、兄は困って、身の潔白をあかすべく、遂に庖丁を持って来て、腹を裂いて見せた ...
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アケビ あっ あり いた うか うち オニムシ カブトムシ ガマズミ かも知れ カラタチ クワガタムシ クワガタムシ類 サイカチ さす さん しょう スイバ そう それは だが だけ たち たら たり つけ でも とい という とか ところ とも トンボ なかっ なっ など なる にし のか ばかり まし ます また まで ミヤマクワガタ ヤンマ ヤンマ釣り よい よく より られ ろう わたし われ 愛媛県 或いは 伊勢市 意味 下伊那郡 角館町 鍬形 見る 言う 言っ 呼ぶ土地 呼ん 考え 行っ 高砂市 昆虫 三重県 仕掛け 子ども 子供 思う 持っ 時代 秋田 昭和 植物 食べ 生まれ 静岡県 仙北郡 多い 地方 投げ釣り 同じ 南宇和郡 日本 文化 聞い 方言 名前 鳴く 友釣り 遊び 来る