口から食べる幸せを守る

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主婦の友社, 2017/06/28 - 192 ページ
著者は2016年にNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で紹介され、 大反響を巻き起こした、食事介助の第一人者。 「口から食べることは生きる権利」と語り、 口から食べさせることを軽視している日本の現実に警鐘を鳴らす一冊。 患者と患者家族の実情、患者家族がこれだけは知っておきたいこと、 自分の大切な人に食事介助を受けさせたい時はどうしたらいいのか、 医療関係者へのメッセージ、 医療関係者やマスコミ関係者が見た著者と問題の本質などを幅広く紹介します。 体験談の中には18才で胃ろうを迫られた男性、 幼い子ども2人の母親である36才の女性など、 高齢者以外でも「口から食べられなくなる可能性がある実例がストレートに語られています。 大切な人が口から食べられないことで悩んでいる人、 在宅介護で困っている人、医師から「胃ろう」の選択を迫られている人、 食事介助をしている看護師さん、看護や介護の道を目指す学生の方必読です。
 

多く使われている語句

著者について (2017)

小山 珠美:1978年国立病院機構熊本医療センター付属看護学校卒業。 同年、神奈川県リハビリテーション病院に勤務 2006年愛知県看護協会認定看護師教育課程「摂食嚥下障害介護」主任教員。 2013年にNPO法人「口から食べる幸せを守る会」理事長に就任。 15年よりJA神奈川県厚生連伊勢原協同病院に勤務し、 自ら看護師として食事支援にあたるかたわら、 「口から食べる幸せを守る会」全国大会をはじめ、全国各地でセミナーを開催。 2016年5月にはNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀?あきらめない?」に出演し、 大反響を巻き起こす。食事介助の第一人者。

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