豆腐の文化史

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岩波書店, 2023 - 268 ページ
昔から広く日本で愛され、今では健康食として世界中の人々を魅了している豆腐。それはいつ、どこで誕生し、どのように受容されてきたのか。文献史料の博捜に加えて、風土に根ざした様々な豆腐を日本各地にたずね歩き、料理法や派生食品も含めて、不思議な食べ物の来歴を総合的に描き出す。食文化史研究の第一人者による決定版。

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著者について (2023)

原田信男(ハラダノブヲ) 1949年栃木県宇都宮市生まれ.日本生活文化史専攻.札幌大学女子短期大学部専任講師を経て,国士舘大学教授.ウィーン大学客員教授,国際日本文化研究センター客員教授,放送大学客員教授を歴任. 現在―国士舘大学名誉教授,京都府立大学客員教授,和食文化学会会長. 著書―『江戸の料理史――料理本と料理文化』(中公新書,1989年,サントリー学芸賞受賞),『歴史のなかの米と肉――食物と天皇・差別』(平凡社選書,1993年,小泉八雲賞受賞),『江戸の食生活』(岩波書店,2003年,岩波現代文庫,2009年),『和食と日本文化――日本料理の社会史』(小学館,2005年),『食をうたう――詩歌にみる人生の味わい』(岩波書店,2008年),『神と肉――日本の動物供犠』(平凡社新書,2014年),『義経伝説と為朝伝説――日本史の北と南』(岩波新書,2017年),『「共食」の社会史』(藤原書店,2020年)ほか多数.

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