沖縄戦のトラウマ: 心に突き刺す棘

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紫峰出版, 2014/10/25 - 309 ページ
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沖縄戦からやがて70年、 この戦争は人間の罪過を撃つ膨大な記録を生みだし、「命こそ宝( ヌチドウタカラ)」という教訓を生み出した。反面、 沖縄戦は沈黙の岩盤と呼ばれ、 生存者多数が本当の戦争話を自分の心の奥深く幽閉してしまった。
 悲惨で残酷・無慈悲な戦場で死体に何も感じず、 涙も出さなかったのは、 そうすることが生存への力となったからである。しかし、 そうした心の麻痺は戦争トラウマとなり戦場から生還した人々の夢 に侵入し、幸福感を追い出し、 大小の暴力を生み出す元凶となった。
 20年余にわたり戦争トラウマを調査した沖縄戦研究者が、 日米の膨大な記録の分析、戦争現場のアウトリ−チ、 形の復元等を通して、戦争の心の闇に迫る。

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著者について (2014)

1949年生 1974年東洋大社会学応用社会学科卒 琉球大学法文学部教授を経て現在翻訳業 沖縄戦関係の著述多数

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