戦国三姉妹物語

前表紙
角川書店, 1997 - 225 ページ
長女茶々(のち淀殿)、二女初、三女小督の三姉妹は、戦国時代、浅井長政を父に、お市の方(織田信長の妹)を母に生まれた。のちに数奇な運命をたどり、三姉妹は歴史の表舞台にそれぞれが立つ。豊臣秀吉の側室となり、鶴松・秀頼の二人の男子を生む茶々。京極高次に嫁ぎ、夫の死後、出家剃髪して常高院と号し、浅井家の名跡を残すために努力する初。三度目の結婚で徳川秀忠の正室となり、三代家光を生む小督。三姉妹のそれぞれの生涯を克明に綴り、戦国の世を、自ら運命を切り拓いて生き抜した三姉妹の姿を浮き彫りにする。

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