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姫宮にこれを奉りたらば、いみじきも II。#&のにしたまひてむかし、いとやむごとなき際の
人多かれど、かばかりのさましたるは難くや、と見たまふ。かたはなるまたはぶ 1=1 で
遊び戯れつつ暮らしたまふ。忍びてゐて隠してむことを、かへすがへすのたまふ。
姫宮にこれを奉りたらば、いみじきも II。#&のにしたまひてむかし、いとやむごとなき際の
人多かれど、かばかりのさましたるは難くや、と見たまふ。かたはなるまたはぶ 1=1 で
遊び戯れつつ暮らしたまふ。忍びてゐて隠してむことを、かへすがへすのたまふ。
48 ページ
殿は、なほ、いとあへなくいみじ、と聞きたまふにも、「心憂かりける所かな。鬼などや
住むらむ。などて、今までさる所に据ゑたりつらむ。思はずなる筋の紛れあるやうなりし
も、かく放ちおきたるに心やすくて、人も言ひ犯したまふなりけむかし」と思ふにも、わがた
ゆ ...
殿は、なほ、いとあへなくいみじ、と聞きたまふにも、「心憂かりける所かな。鬼などや
住むらむ。などて、今までさる所に据ゑたりつらむ。思はずなる筋の紛れあるやうなりし
も、かく放ちおきたるに心やすくて、人も言ひ犯したまふなりけむかし」と思ふにも、わがた
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40 ページ
ことごとしうももてなしたまはざりけるを、いみじう悲しびたまふなり。はじめの、はた、い
みじかりき 0 ほとほと出家もしたまひつべかりきかし」など語る。かのわたりの親しき人
なりけり、と見るにも、さすが恐ろし 0 紀伊守「あやしく、やうのものと、かしこにてしも亡
せ ...
ことごとしうももてなしたまはざりけるを、いみじう悲しびたまふなり。はじめの、はた、い
みじかりき 0 ほとほと出家もしたまひつべかりきかし」など語る。かのわたりの親しき人
なりけり、と見るにも、さすが恐ろし 0 紀伊守「あやしく、やうのものと、かしこにてしも亡
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書誌情報
| 書籍名 | Nihon koten bungaku zenshū, 第 17 巻 Nihon koten bungaku zenshū |
| 出版社 | Shōgakkan, 1976 |
| 書籍の提供元 | バージニア大学 |
| デジタル化された日 | 2007年10月18日 |
| 引用のエクスポート | BiBTeX EndNote RefMan |