Nihon koten bungaku zenshū, 第 17 巻Shōgakkan, 1976 |
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薫二十七歳から二十八梗概横川の某僧都の母が、僧都の妹の尼と初瀬詣でをした帰途、宇治のあたりでにわかに発病した。山籠りをしていた僧都も、母の病と聞いて、山を下って宇治に来て、母を宿そうとした宇治院の裏手で、正気もなく泣いている若い女を助け ...
薫二十七歳から二十八梗概横川の某僧都の母が、僧都の妹の尼と初瀬詣でをした帰途、宇治のあたりでにわかに発病した。山籠りをしていた僧都も、母の病と聞いて、山を下って宇治に来て、母を宿そうとした宇治院の裏手で、正気もなく泣いている若い女を助け ...
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... 僧都としては異例のことだった。だから急な下山を不審がる。一浮舟の耳にその声が聞こえてくる。一今上の女一の宮。匂宮の姉。一延暦寺の天台座主。一前回のお召しには応じなかったか。記事はみえない。二〇「召し」は、河内本・保坂本等には「宣旨」と ...
... 僧都としては異例のことだった。だから急な下山を不審がる。一浮舟の耳にその声が聞こえてくる。一今上の女一の宮。匂宮の姉。一延暦寺の天台座主。一前回のお召しには応じなかったか。記事はみえない。二〇「召し」は、河内本・保坂本等には「宣旨」と ...
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... 僧都に手引きさせようと、わが権勢をほのめかし、道心をおして、また肉親の情を利用しようとする。場面は変わって小野の里の浮舟のほうに移る。「螢」とともに、夏〔日 (五月か)の風物。 10 浮舟が 〔〕小野では、まことに深く生い茂ってい青葉の山に ...
... 僧都に手引きさせようと、わが権勢をほのめかし、道心をおして、また肉親の情を利用しようとする。場面は変わって小野の里の浮舟のほうに移る。「螢」とともに、夏〔日 (五月か)の風物。 10 浮舟が 〔〕小野では、まことに深く生い茂ってい青葉の山に ...
多く使われている語句
あっ あり いと いらっしゃる うち かな ける ここ ござい こそ ころ さき させ さま そう たち たま たり たる でも という とも ながら なっ など なら なり なる なれ にし ばかり べき ほど まし ます また まで まひ より らむ られ られる れる ろう 阿闍梨 一の宮 右近 宇治 雲居雁 気持 玉鬘 源氏物語 言っ 光源氏 弘徽殿 斎宮 三の宮 思い 思う 思っ 思ひ 侍従 自分 若菜 朱雀院 習 ⑥ 出家 女御 女房 消息 常陸介 僧都 総角 朝顔の姫君 内大臣 二の宮 二条院 乳母 柏木 姫君 浮舟 明石の君 明石の中宮 夕顔 落葉の宮 六条御息所 六条院 岷江入楚 朧月夜 澪標 蜻蛉