Nihon koten bungaku zenshū, 第 17 巻Shōgakkan, 1976 |
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... 聞こゆめれど、宮の御あり、北の方「いで見たてまつらん。ほのかに見たこの客人の母君のご様子にはとてもお並びにはなれますままらうとるのであろう。さきに「御方も、か対して姉妹としての親愛の気持があと人聞こゆれば、例の、御几帳ひきつくろひて、心 ...
... 聞こゆめれど、宮の御あり、北の方「いで見たてまつらん。ほのかに見たこの客人の母君のご様子にはとてもお並びにはなれますままらうとるのであろう。さきに「御方も、か対して姉妹としての親愛の気持があと人聞こゆれば、例の、御几帳ひきつくろひて、心 ...
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... 聞こしめさむことといみじく申させたまひけり。東でございますと、時方の言葉をそのまま申、とまねびきこゆれば、げにいいのだろう。こうして人目に気をつける なき心地する」(古今・雜下陸奥さん いが、ここは、下文の「いふ」にかかるほどの殿上人など ...
... 聞こしめさむことといみじく申させたまひけり。東でございますと、時方の言葉をそのまま申、とまねびきこゆれば、げにいいのだろう。こうして人目に気をつける なき心地する」(古今・雜下陸奥さん いが、ここは、下文の「いふ」にかかるほどの殿上人など ...
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... 聞こしめすもあはれなり」とあったのにし、母君の返り思さるれば、匂宮「わがもとにあれかし。あなたももて執心する。「さへ」の語勢にも注意。 10 その執心から、もともと浮舟に してりっぱな品を持ち帰っては周囲 何ほどの者ともおぼしめしにはなら ...
... 聞こしめすもあはれなり」とあったのにし、母君の返り思さるれば、匂宮「わがもとにあれかし。あなたももて執心する。「さへ」の語勢にも注意。 10 その執心から、もともと浮舟に してりっぱな品を持ち帰っては周囲 何ほどの者ともおぼしめしにはなら ...