Nihon koten bungaku zenshū, 第 39 巻Shōgakkan, 1978 |
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... たる、徳乗の小柄、からものやいだはこれにあり」と、丸行燈の影より、なげ出せば、「さては」ないしょう事を静め、「物には、念を入れたるがよい」といふ時、内証ないぎより、内儀声を立けれども、折ふしわるし。つねく語り合はせたるよしみにしゅうがい ...
... たる、徳乗の小柄、からものやいだはこれにあり」と、丸行燈の影より、なげ出せば、「さては」ないしょう事を静め、「物には、念を入れたるがよい」といふ時、内証ないぎより、内儀声を立けれども、折ふしわるし。つねく語り合はせたるよしみにしゅうがい ...
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... たる少人の小者に書物もたせて行くと、ゆたやか二七じだいまきふばこ腰元のしたに時代蒔絵の文箱持たせて行くと。二へごもつおほじょるん二九ついちたちすがた大名御物の大書院に座したと、築地女郎のしどけなき立姿と。おほふりそで脇ふさぎたる若衆に状 ...
... たる少人の小者に書物もたせて行くと、ゆたやか二七じだいまきふばこ腰元のしたに時代蒔絵の文箱持たせて行くと。二へごもつおほじょるん二九ついちたちすがた大名御物の大書院に座したと、築地女郎のしどけなき立姿と。おほふりそで脇ふさぎたる若衆に状 ...
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... たるを見やりて、縦旧年花残梢、待後春是人心」(藻屑物語)。本文の「棺に残るを待つとも」は誤り。縦旧年花稍残待後春たとひきうねんのはなこずにのこるをまつともこうしゅん家の涙ぞかし。寺中の左の方に、咲きおくれたるにやあるらん、ながかたうららか ...
... たるを見やりて、縦旧年花残梢、待後春是人心」(藻屑物語)。本文の「棺に残るを待つとも」は誤り。縦旧年花稍残待後春たとひきうねんのはなこずにのこるをまつともこうしゅん家の涙ぞかし。寺中の左の方に、咲きおくれたるにやあるらん、ながかたうららか ...
多く使われている語句
あっ あら あり いた うち かけ ける ここ こそ ざし させ さて さま しゅ しら たま たる ちゅう つき とい という といふ となり ども ながら なき なし なっ など なら なり なる なれ にし ばかり はず はなし はり ひと べき べし へり ほか ほど まし また まで むかし やう よく より られ 衛門 花車方 寛永 寛文 帰り 狂言 興福寺 見え 見る 元禄 好色一代男 江戸 行く 行灯 左衛門 思ひ 捨て 取り 衆道 出家 女方 上村吉弥 振袖 申し 申す 申せ 世に 西鶴 太夫 男色 貞享 定紋 道頓堀 日本永代蔵 入り 入れ 年刊 付け 兵衛 野郎 役者 立ち 立役